斎藤隆氏とムネリンがV球団予想、プロ野球開幕前に総チェック

2021年03月19日 05:30

野球

　スポーツ振興支援と国民の体力づくりを考える異業種交流勉強会「第57回スポーツニッポンフォーラム」が18日、東京都千代田区のKKRホテル東京で開催された。新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、限定100人が出席した。

　シンポジウムは「やります！魅せます！ベースボール！～プロ野球開幕総チェック～」がテーマ。元楽天で野球解説者の斎藤隆氏（51）、元ソフトバンクで昨季はBCリーグ・栃木でプレーした川崎宗則内野手（39）をパネリストに迎え、TBSの新タ悦男アナウンサー（46）の司会進行で意見交換した。

　コロナ禍で変則日程となった昨季は、ソフトバンクと巨人が優勝した。両チームの強みについて、斎藤氏は「共通しているのは捕手。捕手のいいチームはどの時代も強い」とソフトバンク・甲斐、巨人・大城の存在を評価した。

　今季のパ・リーグは2人ともソフトバンクが中心とみている。川崎は古巣について「投手の強さが目立っている。千賀、東浜が出遅れても次が出てくる」と投手陣の層の厚さをポイントに挙げて優勝は揺るぎないとした。一方の斎藤氏は楽天の優勝を予想。田中将がヤンキースから復帰し「東日本大震災から10年。彼の存在は計り知れない」と好影響をもたらすことを期待した。

　セ・リーグは、川崎が巨人、斎藤氏は古巣でもあるDeNAに期待した。川崎は巨人の戦力について「遊撃手はヤクルトから広岡を獲り、投手も菅野が残って盤石」と分析。斎藤氏はDeNA躍進の鍵を「（巨人に移籍した）梶谷がいない分、誰に代えてどう動きだすか」とみていた。