阪神・西純 G封じで評価上昇!次回も? 岡田監督「これを継続できるかやろ」に期待の裏返し

2023年07月01日 05:15

野球

阪神・西純 G封じで評価上昇!次回も? 岡田監督「これを継続できるかやろ」に期待の裏返し
<巨・神>7回を投げ終え笑顔でベンチへ戻る西純(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神1-2巨人 ( 2023年6月30日    東京D )】 阪神・西純は巨人打線を圧倒した。5月14日のDeNA戦以来の先発で、今季最長の7回を同最多95球で1失点。先発復帰戦を今季一番と言っていい内容で終え、「真っすぐがしっかり投げられたので、こういう結果につながった」と充実感をにじませた。
 序盤から“らしさ”全開の直球で押した。1点優勢の2回に迎えた1死三塁だ。中田翔を153キロの内角直球で浅い中飛に押し込み、丸は154キロの直球2球で追い込んで、最後はフォークで遊ゴロに仕留めた。

 被安打3にまとめた中で唯一の反省は4回2死二塁で大城卓に初球の直球を右翼フェンス直撃の同点打にされたことだ。「あそこの場面はもったいなかった」。直球は自己最速に並ぶ155キロまで上がり、岡田監督にも「ボールも走ってるしなあ。投げたい所に投げられるようになっとった」と認められた。

 春季キャンプから大きな期待を寄せられ、高卒4年目で初の開幕ローテーション入り。直球が暴れ、中継ぎに配置転換された後も制球難に苦しみ、指揮官から「問題児」と呼ばれたこともあった。全ては期待の裏返し。今回も「そんなん一回くらい良くても…。これを継続できるかやろ」と手放しでは褒められなかった。次回の先発マウンドを示唆する言葉とも受け取れる。呼応するように強い決意がにじんだ。「これを継続していけるように」。完全復調へ確かな一歩を踏み出した。(石崎 祥平)

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