ノーシード東筑が2回までに12得点の猛攻で圧勝発進 6年ぶりの夏の甲子園目指す 

2023年07月03日 04:50

野球

ノーシード東筑が2回までに12得点の猛攻で圧勝発進 6年ぶりの夏の甲子園目指す 
<大和青藍・東筑>初回2死二塁、右越え本塁打を放った森木を出迎えるナイン(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権福岡大会1回戦   東筑12―0大和青藍 ( 2023年7月2日    光陵グリーン )】 高校野球福岡大会が開幕し、1回戦5試合と2回戦9試合が行われた。17年以来の夏の甲子園出場を目指す東筑は、大和青藍に12―0の5回コールドで快勝スタートを切った。4番の森木悠登内野手(3年)が初回に先制2ランで口火を切ると、2回までに12得点を奪った。
 6年ぶりの夏を目指す東筑の圧勝発進の主役は4番の森木だった。初回2死二塁から直球を右越えに先制2ラン。高校通算20号にガッツポーズで喜ぶと、打線がつながり打者10人で6得点。2回は3本の適時打や本盗など打者11人でさらに6点を追加して試合を決定づけた。森木は「初戦が大事だと思っていた。勝てたので良かったです」と大粒の汗をぬぐった。

 悔しい敗戦があったからこそ生まれた2回まで速攻劇だった。昨秋の県大会は飯塚に、北九州市長杯は九州国際大付にタイブレークで敗れた。ともに終盤に追い付いたが最後は力尽きる展開だった。「勝てるチャンスがあった試合だったので。最初からうまくいけたらと思っていた」と森木。目指していた序盤から有利に運ぶ試合展開を夏の初戦から実現させた。青野浩彦監督は「あれでチームの緊張感が抜けた」と森木の一発を称えた。

 今大会はノーシードで失うものは何もない。エースの石田旭昇(現FBS福岡放送アナウンサー)を中心に勝ち上がった17年夏以来の甲子園へ。森木は「どこが相手でもチャレンジャーで戦いたい」と力強かった。(杉浦 友樹)

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