エンゼルス・大谷 球宴先発あるぞ!爪割れた影響で次回登板1日遅らせた5日で中6日いける

2023年07月03日 02:30

野球

エンゼルス・大谷 球宴先発あるぞ!爪割れた影響で次回登板1日遅らせた5日で中6日いける
<エンゼルス・ダイヤモンドバックス>4回、大谷は空振り三振に倒れる(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   エンゼルス1-3ダイヤモンドバックス ( 2023年7月1日    アナハイム )】 エンゼルス・大谷翔平投手(28)の前半戦最終登板が4日(日本時間5日)のパドレス戦に決まった。1日(同2日)、フィル・ネビン監督(52)が公表した。前回登板で割れた右手中指の爪の状態を考慮し当初予定より1日遅らせた。投手でも選出が濃厚な11日(同12日、シアトル)の球宴では2年ぶりに投打同時出場の可能性が浮上。この日のダイヤモンドバックス戦は4打数無安打で、チームは今季ワーストの4連敗となった。
 試合開始2時間30分前。大谷が本拠地左翼後方でルーティンの「壁当て」を行い、その後にキャッチボールも実施した。右手中指の爪が割れた影響で7回途中で降板した6月27日のホワイトソックス戦後、初の2日連続の投手調整となった。

 ネビン監督は大谷の前半戦最終登板となる次回登板が4日の敵地パドレス戦に決まったと公表。当初は3日の予定だったが、1日遅らせて中6日とした理由について「翔平は回復しているが、その方が爪にとってもいい」と説明した。

 流動的だった登板日程が固まり、ア・リーグトップ得票で選出されたDHだけでなく、投手でも選出が濃厚な11日の球宴では先発する可能性も出てきた。4日の登板から再び中6日で間隔も十分。1イニングの登板は先発が有力視される14日(日本時間15日)の後半戦開幕のアストロズ戦前の“調整”にも最適だ。この日、昨夏球宴の先発投手を務め、今季ア・リーグトップ11勝、同2位防御率2・53を誇る左腕マクラナハンが背中の張りで負傷者リスト入りし、出場は絶望的。二刀流で規格外の活躍を見せている大谷は大リーグの「顔」であり、調整が難しい救援よりも「大谷ルール」で慣れている「先発兼DH」での出場が自然の流れといえる。

 日本勢最多月間15本塁打など「最高の6月」を終えた7月初戦は9試合ぶりの無安打。9回は昨季までヤクルトに所属した右腕マクガフが日本で覚えたというスプリットを捉えるも一直に倒れた。

 チームは今季ワーストの4連敗を喫したが、まだまだ貯金は3ある。93回目を迎える「ミッドサマー・クラシック(真夏の祭典)」まで、あと10日。本塁打競争への参加は微妙だが、初出場で白星を挙げた21年以来となる投打同時先発出場を、世界中の野球ファンが期待している。(柳原 直之)

 ≪投打&打で2度出場≫【大谷の米球宴】☆21年(コロラド州デンバー) ファン投票でDH、選手間投票で投手として選出され「1番・DH兼先発投手」で史上初めて投打同時出場。投げては1回を3者凡退で19年の田中(ヤンキース)以来、日本投手2人目の勝利投手となったが、打撃は初回にシャーザー(ナショナルズ)の前に二ゴロに倒れるなど2打数無安打。前日には本塁打競争に出場して513フィート(約156メートル)の一発も放った。

 ☆22年(カリフォルニア州ロサンゼルス) 本塁打競争、投手としての先発登板は回避し「1番・DH」で打者専念。ナ・リーグの先発は憧れの存在のカーショー(ドジャース)で「初球をフルスイング」の予告を実践しバットを折られながら中前打も直後にけん制死。3回の2打席目は四球で「去年よりリラックスして楽しめた」。

 ≪トラウタニ人形求めて長蛇の列≫大谷とトラウトの「シティー・コネクト・ボブルヘッド(首振り人形)」が来場者に配布された。大谷単体でのボブルヘッドは過去にも例があるが2人セットは異例で、開場前から球場正面口には長蛇の列ができた。チームも南カリフォルニアのサーフィン文化をイメージしたクリーム色の「シティー・コネクト・ジャージー」を着用したが両者とも無安打で計5三振。スタンドはため息に包まれた。

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