阪神・青柳、1軍昇格ゴーサインでた!2軍戦で5回無失点「いい投球ができた」9日ヤクルト戦に先発濃厚

2023年07月03日 05:15

野球

阪神・青柳、1軍昇格ゴーサインでた!2軍戦で5回無失点「いい投球ができた」9日ヤクルト戦に先発濃厚
<ウエスタン 神・オ> 力投する阪神の先発・青柳(撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 阪神の岡田彰布監督(65)が2日、2軍で再調整中の青柳晃洋投手(29)を昇格させる考えを明かした。同日の巨人戦で5回2失点、67球で降板した才木浩人投手(24)の蓄積疲労を考慮して、きょう3日にも出場選手登録を抹消させる。空いた9日ヤクルト戦(甲子園)の先発が濃厚。8年目の今季は低迷する2年連続最多勝右腕も、この日のウエスタン・リーグのオリックス戦(甲子園)で5回2安打無失点の投球で、準備OKをアピールした。
 青柳を1軍に戻すタイミングを見計らっていた岡田監督が、その時が来たと示唆した。

 「(昇格候補との問いに)そうやな。そんなん(2軍で)5回も6回も投げとっておまえ。自分が納得したボールがいくようになったら上げる」

 巨人に勝利した前日1日の試合後には「ベストなメンバーがそろっていない」と口にしていた。その一人が、2年連続最多勝に輝き、今季の開幕投手を任せた右腕であることは明白。2軍調整を命じ、時に厳しい言葉を投げかける一方で、先発陣の柱としての期待は変わらなかった。18年ぶりの「アレ=優勝」が懸かる勝負どころの夏場へ向けて、必要な戦力に指名した。

 復帰戦となるのは9日のヤクルト戦(甲子園)が濃厚だ。この日の巨人戦に先発した才木が5回2失点、わずか67球で降板。「5回で代えられたのは悔しい」と語った5勝の右腕に対し、指揮官は「150キロとか数字は出ているけど、バッターからしたらそれほどでもないんやろな。ちょっと(登板)間隔を空けてもええよな」と蓄積疲労を理由に、3日にも出場選手登録から外すことを決めた。その空いた次の日曜日に、青柳を当てはめる方針だ。

 東京で起きていた自身にまつわる去就をよそに、青柳はこの夜のウエスタン・リーグのオリックス戦に先発した。課題の立ち上がりに2死一、二塁のピンチを招いたものの、渡辺を三ゴロに抑えて失点を防いだ。5回2安打1死球無失点で、昇格への準備が整ったことを証明し、「もうそろそろちゃんと結果を出さないとと思ったので。真面目にじゃないけど、自分のちゃんとした配球で、練習ではなく投げた結果、球数もある程度まとまったし、いい投球ができたんじゃないかと思う」と手応えを強調した。

 無期限の2軍降格の間に、カーブやカットボールの精度向上に着手。岡田監督が「今日(オリックス戦で)ボコボコやったら上げへんよ」と話していた“昇格テスト”で結果も出した。ファーム5試合で防御率2・25の数字を手に、真打ちがようやく1軍へ戻ってくる。

 ▽今季の青柳 3月31日のDeNA戦で初の開幕投手を務めたが、その後は黒星が先行。5月19日の広島戦では左打者9人を並べた打線に初回だけで5安打と3四球を許し、自身初の初回5失点に始まり5回7失点。敗戦投手こそ免れたが、チームの連勝は7で止まった。岡田監督は試合後に青柳の2軍落ちの可能性を問われると「普通に考えたらそうやんか」と明言し、無期限での2軍降格が決定。5月31日にはウエスタン・中日戦に先発し、左打者への内角攻めやカーブやカットボールを効果的に使うことをテーマに設定するなど、課題克服に努めた。

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