浦和学院・森士元監督 秋まで3年生が練習参加する理由「自分たちも勝って後輩も勝たせろ」

2023年07月03日 14:18

野球

浦和学院・森士元監督 秋まで3年生が練習参加する理由「自分たちも勝って後輩も勝たせろ」
浦和学院・森士前監督 Photo By スポニチ
 浦和学院の元野球部監督の森士(おさむ)氏がYouTube「森士チャンネル」を慶応高元野球部監督の上田誠氏をゲストに更新。浦和学院で3年生が秋まで練習参加していた理由を明かした。 【野球応援 浦和学院の演奏はこちら
 春の大会で早々に敗退したある代に対して、森氏は「夏は後輩のために空けろ」と早期の引退を迫った。

 当然、選手たちは拒否。何度もやりとりするうちに森氏は「条件」を出したという。

 「最後までやらせるから自分たちも勝って後輩たちも勝たせろ」

 夏までやるだけなら自分たちのためにしかならない。打撃投手や練習の手伝いをしてくれる後輩に対しての責任を持たせた。

 その代は見事に夏の甲子園に出場。そして、ベンチ外のメンバーも含めて3年生全員が残って後輩の練習を手伝い、秋は後輩たちを関東大会で準優勝に導いた。

 「彼らは責任を果たして、それが浦和学院の伝統になった」と森氏は説明した。

 引退した3年生の私生活の乱れに悩んでいた上田氏も森氏から学んで慶応高でも導入したが、おしゃべりやサボりが目立ち、1年で廃止。ただ、「1年だけど、その代は結束も強く、大学でもいい成績を残した」と振り返った。

 森氏は社会に出ても「組織の一体感を求められる。これが発揮される組織はやはり強い」と話した。

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