ソフト・周東「#一塁でも得点圏」SNS上のトレンドに乗る真骨頂の激走「点を取るために出ている」

2023年07月03日 05:00

野球

ソフト・周東「#一塁でも得点圏」SNS上のトレンドに乗る真骨頂の激走「点を取るために出ている」
<西・ソ>9回、周東が二盗を決める(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク9ー3西武 ( 2023年7月2日    ベルーナD )】 ソフトバンク・周東が、またも自慢の足で貴重な1点をもぎ取った。5―3の7回2死一塁で栗原の代走として登場。川瀬の4球目にランエンドヒットでスタートを切って真骨頂を発揮した。
 「(周東)佑京さんがスタートを切ってくれたおかげで、ヒットゾーンが広がってくれた」

 打った川瀬が感謝したのも無理もない。ライナー性の打球は二塁ベースカバーへ向かった二塁・外崎の逆を突いた。右中間へ回り込んだ右翼手・蛭間は周東の俊足に処理を焦ったのか、大きくはじいた。スピードをグングン加速して一塁から一気に生還した。

 SNS上のトレンドに乗る激走だった。「#周東は一塁でも得点圏」。今春のWBCのメキシコとの準決勝で見せたサヨナラ生還も記憶に新しい。6月28日から始まった5連勝は全て逆転勝ち。うち代走として3度得点して貢献した。同日の楽天戦では渡辺翔の暴投で三塁から好スタート。本塁ヘッドスライディングで決勝点を奪った。前日の西武戦も1点を追う8回、野村大の浅い中飛で三塁からタッチアップ。リプレー検証にもつれ込んだ微妙なタイミングでも、わずかに左手の本塁タッチが早く同点に追い付き、「浅かったですが、勝負をかけるところ。点を取るために出ている」と納得の表情で振り返っていた。

 リーグ戦再開後は7勝2敗。就任2年目で最多の貯金14とし、6月25日以来の首位返り咲きに藤本監督は「粘っこくなってきた」と満足感を漂わせた。

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