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阪神・岡田監督 12回で無得点の貧打に嘆き「情けないのう」「何の覇気もない」

2023年09月25日 05:15

野球

阪神・岡田監督 12回で無得点の貧打に嘆き「情けないのう」「何の覇気もない」
<中・神>10回、無得点に終わり、岡田監督はベンチで厳しい表情を見せる(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神0―0中日 ( 2023年9月24日    バンテリンD )】 阪神・岡田監督は、無抵抗に終わった打線にあきれ返っていた。9回まで散発3安打で三塁すら踏めず。延長10回からは3イニング続けて得点圏に走者を進めながらも、本塁にたどりつけなかった。10回まで投げた才木を見殺し。指揮官はぶ然とした表情で、怒りをぶちまけた。
 「ええ?情けないのう。何の覇気もないな。10勝がかかっているのが2人もいるのをわかってるのに。2回とも0点やで、情けないのう。しかしなあ」

 指揮官が言うもう1人は、青柳を指していた。21日巨人戦(甲子園)で5回まで1安打投球をしながら、打線に見放されて6回につかまった。この日の才木と同様に9勝目を手にできず、10勝の夢がそこで消えてしまった。ベンチとしては、両者の2桁到達に登板順も降板のタイミングも最大限の配慮をしていただけに、期待に応えられない野手陣へのイラだちが募った。

 「何も見えんな。点を取ろうというか。淡々と打席に立ってるもんなあ」

 14日の優勝決定後、勝敗にかかわらず穏やかな表情を見せていたのが一変。牙を抜かれたかのような虎の姿に、「こんなゲームしたらあかんわなあ。ひどいなあ。しかし」と嘆きは止まらなかった。(倉世古 洋平)

 《12回0―0引き分けは4年ぶり》阪神の0―0引き分けは、21年10月20日ヤクルト戦(甲子園、9回)以来。延長12回を戦ってのスコアレスドローは、19年8月13日の中日戦(ナゴヤドーム)以来4年ぶり。

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