20歳のソフトバンク井上、プロ初本塁打がV弾 王会長も「これからどんどん打つよ!」と大喜び

2023年09月25日 21:54

野球

20歳のソフトバンク井上、プロ初本塁打がV弾 王会長も「これからどんどん打つよ!」と大喜び
<ロ・ソ>5回、プロ1号の勝ち越しソロを放ち生還する井上(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク10―1ロッテ ( 2023年9月25日    ZOZOマリン )】 ソフトバンクは25日、敵地ZOZOマリンでロッテと対戦し、11安打で10得点を奪い、快勝した。勝率5割で並んでいた両チームの対戦。試合前時点で4位の楽天まで1ゲーム差とクライマックスシリーズ争いが激化する中、負けられない一戦で貴重な勝利を手にした。
 試合の流れを引き寄せたのは、高卒3年目の20歳、井上朋也内野手のバットだった。1―1の同点の5回先頭で打席に入り、ロッテ先発・小島のカウント1―1からの3球目、低めの143キロ直球を左翼席に運んだ。「打った瞬間、入ったなという感じですね。自分の長所である長打が打てたんで、良かったです」と語った。ホームランボールを手にした井上は「お父さん。お母さんに渡したいと思います」と笑った。

 この一発から打線がつながり、1死満塁から柳田の押し出し四球、さらに近藤に左犠飛でこの回計3得点。7回には、1死一、三塁から一塁走者の上林がけん制ではさまれたが、一塁手の井上が二塁へ送球している間に、三塁走者の周東が本塁へ突入。ヘッドスライディングで生還して貴重な追加点を生むなど、この回5得点で突き放した。

 井上は花咲徳栄から20年ドラフト1位で入団。今季1軍出場を果たし、11試合、31打席目で飛び出したプロ初アーチがチームに勝利への流れを生んだ。この勝利でソフトバンクは貯金1として単独2位に浮上。敗れたロッテは6連敗で借金1となり、この日勝利した楽天と入れ替わって4位に転落した。

 「残り試合少ないですけど、何とか2位でCSにいけるように頑張りたいと思います。残り試合全部勝てるように頑張ります」と井上。今季ZOZOマリンでは最後の試合となり、観戦した王貞治球団会長も「そうだ、そうだ。よかった!これからどんどん打つよ!」と大喜びだった。

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