ソフトバンクがロッテとの同率対決制し2位 井上のプロ初アーチがV弾 6連敗のロッテは4位転落

2023年09月25日 21:33

野球

ソフトバンクがロッテとの同率対決制し2位 井上のプロ初アーチがV弾 6連敗のロッテは4位転落
<ロ・ソ>5回、プロ1号の勝ち越しソロを放ち生還する井上(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク10―1ロッテ ( 2023年9月25日    ZOZOマリン )】 ソフトバンクは25日、敵地ZOZOマリンでロッテと対戦し、11安打で10得点を奪い、快勝した。勝率5割で並んでいた両チームの対戦。試合前時点で4位の楽天まで1ゲーム差とクライマックスシリーズ争いが激化する中、負けられない一戦で貴重な勝利を手にした。
 試合の流れを引き寄せたのは、高卒3年目の20歳、井上朋也内野手のバットだった。1―1の同点の5回先頭で打席に入り、ロッテ先発・小島のカウント1―1からの3球目、低めの143キロ直球を左翼席に運んだ。「とにかく自分のスイングをすることだけを考えて打席に入りました。甘いストレートを完璧に捉えることができました。自分の長所は長打だと思うので、大事な場面で初ホームランを打つことができて素直に嬉しいです」と語った。

 この一発から打線がつながり、1死満塁から柳田の押し出し四球、さらに近藤に左犠飛でこの回計3得点。7回には、1死一、三塁から一塁走者の上林がけん制ではさまれたが、一塁手の井上が二塁へ送球している間に、三塁走者の周東が本塁へ突入。ヘッドスライディングで生還して貴重な追加点を生むなど、この回5得点で突き放した。

 井上は花咲徳栄から20年ドラフト1位で入団。今季1軍出場を果たし、11試合、31打席目で飛び出したプロ初アーチがチームに勝利への流れを生んだ。

 投げては先発の和田が5回5安打1失点。6回以降も救援陣がリードを守った。42歳の和田は7勝目を挙げた。

 この勝利でソフトバンクは貯金1として単独2位に浮上。敗れたロッテは6連敗で借金1で、この日勝利した楽天と入れ替わって4位に転落した。

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