ソフトB 同率2位浮上5割復帰 三森全快2安打2打点 大混戦CS争い「残りを勝ち続けるだけ」

2023年09月25日 05:00

野球

ソフトB 同率2位浮上5割復帰 三森全快2安打2打点 大混戦CS争い「残りを勝ち続けるだけ」
<ロ・ソ>ヒーローインタビューを終えガッツポーズする三森(撮影・沢田 明徳) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク7―6ロッテ ( 2023年9月24日    ZOZOマリン )】 ソフトバンクは24日のロッテ戦に勝利し7月11日以来、ロッテと同率の2位に浮上した。佐々木朗が発熱のため登板回避し、急きょ先発となった横山に対し初回、柳田悠岐外野手(34)の左前打で先制すると、三森大貴内野手(24)も2点適時打を放つなど一気に5得点を奪った。三森は復帰3戦目で2安打2打点と全快アピール。試合は1点差で逃げ切り勝率5割に復帰した。4位楽天まで3チームが8厘差にひしめく大混戦となった。
 すっかり秋の幕張。夜空のもと鷹はひんやりしての逃げ切り勝ち。初回にほっとさせたのは三森のバットだ。

 「いいところに飛んでくれた。打った瞬間、落ちたかなと。コンタクトすることを考えてうまく打つことができた。でも(状態は)普通ですが良かった」

 単独ヒーローインタビューでは相変わらずクールだが、1打席目から実はうれしかった。2―0の初回2死満塁で「8番・二塁」の三森は、1ストライクからの2球目フォークをしっかり振り抜いた。飛球は中前へと落ちて2者が生還。4点差をつけた。

 体調不良からカムバック後の初安打、初打点となった。14日西武戦を最後に野手の今宮、中村晃とともに体調不良を訴えて「特例2023」で抹消。21日ロッテ戦から再登録され、スタメン復帰したものの2試合で6打席無安打だった。復帰後7打席目で出た待望の快音。最短距離でバットを出す三森らしい巧みな技で全快をアピールした。

 6―4の5回2死では3番手・東妻のツーシームを左前打。「クイック(モーション)が速かったので、僕もクイックで」とコンパクトなひと振りで13日西武戦以来出場4試合ぶりのマルチ安打もマークした。

 打線は12安打7得点と奮起も投手陣が四球絡みで踏ん張れず。味方が何点取っても、危ない辛勝が続くだけに藤本監督も三森に対してあえてハッパをかける。「まだ(状態は)もうちょいやね。練習から見ていても特別いいわけやないですし」。きょうの直接対決2戦目へ期待の裏返しだ。

 ただ、これでロッテ戦を4連勝。7月11日以来の2位タイに浮上し、勝率も5割に戻した。2位を死守してのCS進出へ、負けられない戦いは残り9試合ある。「もう、まずは残りを勝ち続けるだけ。明日もあるし、何とか勝てるように熱い応援をお願いします」。三森自身はクールに、サポートは熱く、をさりげなくお願いしていた。(井上 満夫)

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