内川 涙の有終打 現役ラストゲームで中前へ「見てもらえてよかった」「野球人生が終わるのは寂しい」

2023年09月25日 05:00

野球

内川 涙の有終打 現役ラストゲームで中前へ「見てもらえてよかった」「野球人生が終わるのは寂しい」
西部版でコラムを連載中のプロ野球評論家の鳥越氏(左)から花束を送られ涙する内川 Photo By スポニチ
 ソフトバンクなどで現役通算2186安打を放ち、今季から九州アジアリーグの大分に所属する内川聖一内野手(41)が24日、現役最後の試合となる火の国戦(フジジンの杜)に3番DHで先発出場した。6回1死から中前打を放ち4打数1安打。チームは1―8で敗れた。
 1132人が最後の勇姿を見つめる中、独立リーグも合わせると通算2247本目となる安打は、逆らわずに中前へ運ぶ内川らしい安打だった。「僕自身がNPBで生きていくために、センター中心に、右方向にヒットを打ちながらレギュラーを獲ってきた選手なので。その形を最後に見てもらえてよかったと思います」と話した。

 試合後はファンに向けてあいさつ。時折声を詰まらせながら「命をかけて、命を削ってやってきた野球人生が今日で終わるのは、凄く寂しい気持ちと同時にホッとしている」と心境を語った。今後については「野球から縁を切ることは絶対にできない。野球に恩返しができる生活をしていきたい」と誓った。(杉浦 友樹)

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