ロッテ・小島「初回からフルパワー」10日“正真正銘”143戦目のCS争い最終決戦

2023年10月10日 05:30

野球

ロッテ・小島「初回からフルパワー」10日“正真正銘”143戦目のCS争い最終決戦
10日の楽天戦に向けてキャッチボールする小島(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 今季最終戦で勝ったチームがCS出場を決める楽天―ロッテ戦(楽天モバイル)は9日、雨天中止となり、10日に順延された。予告先発投手は、楽天・則本昂大投手(32)、ロッテ・小島和哉投手(27)の両軍ともスライド登板することが決まった。
 引き分け以上で進出が決まる3位のロッテは小雨が降る中、約2時間の最終調整を行った。勝てばソフトバンクを上回り2位となり、CSファーストSを本拠地で開催できる。

 10日にスライド先発する小島は前日までとは心境に変化があったことを明かし、「勝手に一人で気合を入れているようなところがあった。今は打者一人ずつを全力で抑えることに集中しよう。初回からフルパワーで投げ、後ろにつないでいけたらという思い」と決意を口にした。

 昨季は6度の雨天中止で先発投手が4度スライド登板したが、投手出身の吉井監督は「全く気にしないタイプもいるが、それぞれにルーティンがあり、調整が難しい」との理由から今季は7度中2度しかスライド登板させていない。しかし、大一番では小島のスライド登板を選択。「やっぱり今年の開幕投手だし、最後は小島に締めてもらおうと」と左腕に期待した。

 指揮官は「リリーフは専門職。先発投手をブルペンに入れることがベストな作戦ではないと思っている」と持論を展開し、「秘策はない」と断言。普段通りの野球で決戦に臨み、CS切符をつかみにいく。 (大内 辰祐)

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