ソフトB・柳田 3年ぶり2度目の最多安打に「35の年でタイトルを獲れると思ってなかった」

2023年10月11日 06:00

野球

ソフトB・柳田 3年ぶり2度目の最多安打に「35の年でタイトルを獲れると思ってなかった」
ソフトバンク・柳田 Photo By スポニチ
 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(35)が今シーズン163安打で、3年ぶり2度目の最多安打のタイトルを獲得した。プロ野球人として尊敬する糸井嘉男氏(42)は16年に当時オリックスで盗塁王に輝いたが、同じ35歳でのタイトル獲得。「35の年でタイトルを獲れると思ってなかった。これからも頑張ろうと思う」と喜びを語った。
 柳田は14年に糸井氏が静岡・浜松で行った自主トレに参加。同年にシーズンフル出場を果たすなど飛躍のきっかけとなった。翌15年には打率・363で初の首位打者に輝き、34本塁打、32盗塁で大目標だったトリプルスリーも達成。昨年、糸井氏が阪神でユニホームを脱いだ際には「今の自分があるのも嘉男さんのおかげです」と惜別のメッセージを寄せた。

 糸井氏と同様、ベテランの域に達してもリーグ屈指の打力で活躍を続ける。163安打は2位の同僚・近藤に14本差をつける堂々たる数字だ。さらに今季は自主トレ時から目標に掲げたシーズンフル出場を達成。14年以来、9年ぶり2度目となるフル出場を果たしてチームを鼓舞し続けた。

 だが、チームはオリックスにリーグ3連覇を許しキャプテン就任2年目でも勝利の美酒を味わうことはできなかった。この思いは、ポストシーズンの舞台で晴らす。「もっともっとやれることはないか考えながら、これからもやっていきたい」。CSファーストS突破、王者オリックスを倒しての日本シリーズ進出へ、最後まで諦めずに戦う。

おすすめテーマ

2023年10月11日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム