【パ投手タイトル】前人未到!由伸が3年連続4冠 最優秀中継ぎはペルドモ、最多セーブは松井裕が3度目

2023年10月10日 21:47

野球

【パ投手タイトル】前人未到!由伸が3年連続4冠 最優秀中継ぎはペルドモ、最多セーブは松井裕が3度目
(左から)楽天・松井裕、オリックス・山本由伸、ロッテのルイス・ペルドモ Photo By スポニチ
 パ・リーグは、10日の楽天―ロッテ戦で全日程が終了した。これにより各部門のタイトルも確定した。
 投手・先発部門ではオリックス・山本由伸投手(25)が、3年連続で4冠を達成する前人未到の結果となった。

 16勝を挙げて最多勝を獲得。2位の西武・平良が11勝で、独走と言える結果となった。そのため、13勝以上が条件となる勝率第1位投手賞は、該当選手が山本1人。それでも16勝6敗の勝率.727は、21年の.783、22年の.750にもひけを取らない成績だった。

 最優秀防御率も山本の1.21に対して、2位の西武・高橋は2.21という独走状態。パ・リーグでは56年の稲尾和久の1.06に次ぐ歴代2位の快記録だった。

 そして最多奪三振も169でトップ。157で2位のロッテ・種市に12個差を付けた。シーズン中盤までトップに君臨したロッテ・佐々木朗の離脱で、山本を阻む者がいなかった。

 投手4冠は2年連続、2度目の獲得だった昨年も山本が史上初の快挙だったが、3年連続という金字塔を打ち立てた。

 リリーフ投手では、ロッテに新加入したルイス・ペルドモ投手(30)が42ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞を獲得。また、最多セーブは楽天の松井裕樹投手(27)が39セーブで2年連続3度目のタイトル獲得となった。

 以下、各タイトルの上位3選手。

 【最多勝】
1 山 本(オ)16
2 平 良(西)11
2 山崎福(オ)11

 【最優秀防御率】
1 山 本(オ)1.21
2 高 橋(西)2.21
3 宮 城(オ)2.27

 【最多奪三振】
1 山 本(オ)169
2 種 市(ロ)157
3 平 良(西)153

 【勝率第1位投手】
1 山 本(オ).727
※有資格者は山本のみ

 【最優秀中継ぎ投手】
1 ペルドモ(ロ)42HP
2 渡辺翔(楽)33HP
3 平 井(西)32HP

 【最多セーブ投手】
1 松井裕(楽)39
2 益 田(ロ)36
3 平野佳(オ)29

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