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ロッテ・小島「負けた状態で谷保さんの最後にしたくなかった」自力のCS本拠地開催へ7回無失点の快投!

2023年10月10日 22:52

野球

ロッテ・小島「負けた状態で谷保さんの最後にしたくなかった」自力のCS本拠地開催へ7回無失点の快投!
<楽・ロ>4回2死三塁、太田から三振を奪った小島(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ロッテ5-0楽天 ( 2023年10月10日    楽天モバイル )】 ロッテが「10・10決戦」を制し、最後の最後に2位浮上。CS本拠地開催を勝ち取った。先発の小島が7回6安打無失点の好投。最終戦で10勝目を挙げた。
 前日の試合が雨で流れ、スライドで迎えた大一番は、勝てば2位、負ければ4位という天国と地獄のマウンドで快投を見せて、チームの進出に貢献した。

 「最後に勝てたのでよかったです」と開口一番。

 プレッシャーもあるマウンドだったが“楽しまないともったいない”気持ちで投球していたという。「昨日、首の皮一枚繋がって、余計なプレッシャーもありました。けどこういう舞台で投げたくても投げられない人もいますし、そういう巡り合わせで投げるチャンスをいただいたので、楽しむ余裕はなかったですけど“楽しまないともったいない”と思ってました」と語った。

 そして「相手も強いので打たれたらしゃーないと思ってました。フォアボールなどで自滅だけやめようと思っていました」と話し、「毎イニングでランナーは出てたんですけど、1回1回クローザーのつもりで投げた結果でした。勝てばなんでもいいと思っていたので、今日は自分を褒めたいと思います」と自身の投球を回顧した。

 7回途中には足がつったようなしぐさを見せた。このアクシデントに投手コーチがマウンドに向かったが、小島は続投を“直訴”。辰己を二直、代打・伊藤裕はチェンジアップ3連投で三球三振に仕留めた。「いつもだったら言わないで投げようかなと思ったんですけど、ちょっといろいろと考えて、僕のわがままで試合をどうにかできるわけでもないですし、中継ぎも準備していたので、軽症だったんですけど一応(監督に)言いました。最後までいければよかったんですけどね」と7回の舞台裏を告白した。

 この日の勝利で70勝68敗5分けの勝率・5072となり、ソフトバンクを1毛差上回って2位が決定させた。ZOZOマリンスタジアムの場内アナウンスを33年間務めた谷保恵美さんが今季限りで引退。レギュラーシーズン最終戦となった7日のオリックス戦で感動的なセレモニーが行われた。

 だがCS、日本シリーズ進出ならアナウンスを担当することを名言。直後から「谷保さんのため」「もう一度声が聞きたい」とファンが一致団結。そして、チームはCS本拠地を実現した。「負けた状態で谷保さんの最後にしたくなかったので、たくさんのファンの人に来てもらってもっと盛り上げてもらえればと思います」とレジェンドのために1試合でも多く戦うと誓った。

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