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早大 逆転サヨナラで6季ぶりV王手 早慶戦で代打・小沢が決めた!

2023年10月29日 04:44

野球

早大 逆転サヨナラで6季ぶりV王手 早慶戦で代打・小沢が決めた!
<慶大・早大>9回、サヨナラとなる適時打を放ちナインと喜ぶ早大・小沢(中央)(撮影・大城 有生希) Photo By スポニチ
 【東京六大学野球最終週第1日   早大3-2慶大 ( 2023年10月28日    神宮 )】 勝ち点を獲得したチームの優勝となる早慶戦の1回戦が行われ、早大が3―2で慶大に9回逆転サヨナラで先勝した。9回に2点ずつ奪う激戦で、最後は代打の小沢周平内野手(2年)が中前適時打を放った。早大は29日の第2戦に勝利すると、同じく早慶戦で優勝を決めた20年秋以来6季ぶり、リーグ最多47度目の優勝が決まる。
 1903年(明36)に始まった「華の早慶戦」。早大・小宮山悟監督は「語り継がれるような、そんな優勝決定戦という思いがあった」と新たなドラマ誕生に期待した。2万7000人の観客も思いは同じだった。名勝負は9回に動いた。

 1点を追う慶大が2点を奪い逆転。今夏の甲子園でも優勝した慶応(神奈川)を後押しした大応援団の「若き血」がこだました。それでも諦めない早大。その裏に1番・尾瀬が5回の先制打に続く同点打。最後は代打・小沢が初球を中前にはじき返すサヨナラ打=写真。慶大戦241勝目に導いた2年生は「何があったか分からなかった。自分も興奮していた」と振り返った。

 9月25日の明大3回戦で勝ち点を落としてから5連勝で、優勝に王手。小宮山監督は「大逆転優勝を決めたい」と力強く宣言した。(柳内 遼平)

 ≪ソフトB3位・広瀬 得点絡めず≫慶大は1点を追う9回に途中出場の1年生内野手・上田の勝ち越し左前適時打などで2得点も直後に2失点でサヨナラ負け。26日のドラフト会議でソフトバンクから3位指名を受けた一塁手・広瀬主将は初回に内野安打を放つも得点には絡めず「明日(29日)、負けたら慶応のユニホームが最後になってしまう。そうならないように」と2回戦を見据えた。堀井哲也監督は「野球は難しい。終わったことは忘れ、2回戦に持てる力を出し切ってほしい」と切り替えていた。

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