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オリ宮城「由伸さんが負けてしまったので…気合入れました」 「遅くまで応援…」とファンに感謝も

2023年10月29日 22:37

野球

オリ宮城「由伸さんが負けてしまったので…気合入れました」 「遅くまで応援…」とファンに感謝も
<オ・神>お立ち台でタオルを掲げる西野(左)と宮城(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第2戦   オリックス8―0阪神 ( 2023年10月29日    京セラD )】 オリックスの宮城大弥投手(22)が阪神に先勝を許した「SMBC日本シリーズ2023」第2戦(京セラD)に先発登板。6回4安打無失点と好投して完封リレーの先陣を切り、日本シリーズ通算2勝目をマークした。
 本拠で開幕した前日28日の初戦では、4回まで好投していた“4冠エース”山本由伸投手(25)がまさかの6回途中10安打7失点KO。打線も2安打零敗を喫して阪神に0―8で惨敗を喫した。だが、この日は様相が一転。スコアをきれいに裏返した8―0で快勝し、宮城のあとは宇田川、山崎颯、小木田で完封リレーを完成させた。

 試合後のお立ち台でインタビュアーから祝福の声をかけられた宮城は「ありがとうございます」と一言。どんな思いでマウンドに上がったのか聞かれると「まぁ、そうですね。由伸さんが負けてしまったので。えー、勝ったらやり返せると思って気合入れました」と話してスタンドの歓声を浴びた。

 6回で104球を投げ、4安打無失点という内容については「テンポも良かったですし、周りの守備の方に助けられながら、いいピッチングできたと思います」と笑顔。試合前まで阪神戦は未勝利だったが「まぁ、よく周りの人に言われましたけど。まぁ、仕方なかったので、あの…なんとか勝てるように…と思いながら投球はしました」と振り返った。

 1点先制してもらった直後の4回には3安打を集中されながら無失点。この回最後のノイジーをフォークボールで空振り三振に仕留めると、大きなガッツポーズと雄叫びも飛び出した。

 「野手の方が点を取ってくれましたし、なんとかいいリズムで抑えたかったですけど、なかなかうまくいかずでしたけど、本当に、無失点で帰るのと、失点して帰るので全然雰囲気も違うので、しっかり抑えようと思いましたし、西野さんが声をかけてくれましたので、良かったです」と一緒にお立ち台に上がった隣の西野に笑みを向けた。

 西野からかけられた言葉については「頑張れよって」と明かした宮城。ピンチを無失点で切り抜けた直後の4回には味方打線が2死走者なしから3連続適時打を含む4連打で3点追加した。ベンチでは「本当になんとかしてくれると思いながら見てましたし、それが通じたというか、点も入ってくれたので、もう少し楽に投げれたのかなと思います」と喜んだ。

 これで1勝1敗。敵地・甲子園に乗り込む31日の第3戦に向けてファンへのメッセージを求められると、「まずは遅くまで応援ありがとうございます」と丁寧に感謝。続けて「あさってからビジターになりますけど、負けないように応援よろしくお願いします」と宮城らしい、おっとりした声で呼びかけ、最後までオリ党を沸かせていた。

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