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阪神・近本が明かす“三塁打哲学” 理想は本塁打だけど打てないのなら――

2023年10月29日 05:15

野球

阪神・近本が明かす“三塁打哲学” 理想は本塁打だけど打てないのなら――
日本シリーズ<オ・神(1)>5回2死一、二塁、近本は右中間に2点適時三塁打を放つ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【SMBC日本シリーズ2023第1戦   阪神8ー0オリックス ( 2023年10月28日    京セラD )】 【記者フリートーク】阪神・近本は今季セ・リーグで最多12本の三塁打を打った。リーグでは60年長嶋茂雄(巨人)以来63年ぶりの量産だった。打てて走れるからこその成績。きっと美学があるに違いない。そう思って尋ねたら「一番いいのは本塁打でしょ」と軽く突っ込まれた。
 「12三塁打ということは、そこに12本の安打を加えて、(今季の)8本塁打を足せば、塁打数(36+12+32=80)は20本塁打と同じです。左打者は、浜風がある甲子園で本塁打を打つのは難しい。その分、三塁打でカバーすれば得点につながる確率は高くなる」

 本塁打にそんな強いこだわりがあるとは少し意外だった。5回の2点三塁打の後は中野の適時打で生還し、3得点に絡んだ。3ランに近い価値があったということだ。ホームランバッターではないから、三塁打で勝利に貢献。その哲学通りの活躍を見せた。(阪神担当・倉世古 洋平)

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