広島・秋山 小泉進次郎氏との「打ち取られジンクス」にニヤリ 横須賀市野球教室で対戦

2023年12月17日 05:45

野球

広島・秋山 小泉進次郎氏との「打ち取られジンクス」にニヤリ 横須賀市野球教室で対戦
投手・小泉進次郎氏との1打席対決に臨んだ広島・秋山(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 広島・秋山翔吾外野手(35)の来季復活に、小泉進次郎元環境相(42)が太鼓判だ。16日、神奈川県横須賀市であった野球教室で対決し、結果は右飛。最多安打を獲得した18年など同議員が凡打に抑えた翌年は好成績を残した実績があり「きっと来年はさらなる活躍をしてくれる」と強調した。ロングティー実演では110メートル弾を含め柵越えを連発。10月31日に受けた右膝手術から、順調な回復ぶりを披露した。
 秋山が故郷の横須賀市で開く恒例の野球教室。親交のある小泉氏が2年ぶりに参加し、軟式球による真剣勝負が実現した。投手・小泉VS打者・秋山。2球目を捉えた飛球が右翼へ上がると、グラウンドには笑顔があふれた。小泉氏は言った。

 「私が打ち取った翌年はだいたい活躍している。来年はきっと、さらなる活躍をしてくれるでしょう。チームに与える影響を持った選手。優勝し、彼が喜ぶ姿を見たいです」

 右膝手術明けになる来季の秋山復活に押された太鼓判。郷里が同じで、小学生の時に在籍したソフトボールの「大池リーグ」では先輩、後輩にあたる。ひいき目に見るのは当然だとしても、打ち取られた翌年に活躍した例は過去に何度かある。

 例えば、16年の野球教室だ。小泉氏に軍配が上がり、翌17年に秋山は初の首位打者に輝いた。同年12月の真剣勝負でも中飛、中飛、二ゴロの3打数無安打に終わり、翌18年には2年連続最多安打のタイトルを獲得、10年ぶりとなる西武のリーグ制覇に貢献した。

 この上ない吉兆。実際にロングティーの実演では歓声が飛び交う中、推定飛距離110メートルの特大弾など柵越えを連発した。10月31日の手術後、公の場で初めて披露した打撃、そして鋭いスイング。順調な回復ぶりに、秋山の表情は明るい。

 「あれぐらいバットを振ったり、キャッチボールなどの投げたりはできている。走るのはもう少し先。打球捕(球練習)やステップもまだ難しいところがあるけど、順調にきているのかな…と思います。(小泉氏との対決は)本気で打ちにいっているんですけどね(苦笑い)」

 フルイニング出場の目標を掲げた1年前の野球教室。だが、今季は夏場に右ふくらはぎ痛で戦線離脱するなどして、出場115試合にとどまった。3年契約の最終年を迎える来季。右膝手術を受け、秋山自身が誰よりも復活を強く念じる。

 「なるべくケガせず離脱せず、試合に数多く出るということが頭にある。妥協や準備に抜かりがないように、また来季に向けて頑張っていきたい」

 一語一語をかみしめて前を向く35歳。控えめな言葉に来季への強い決意がにじんだ。(江尾 卓也)

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