ソフトB・大関 仙台大後輩のオリ・宇田川刺激に侍入り熱望 26年WBCへ「日本で圧倒的な投手に」

2023年12月17日 06:00

野球

ソフトB・大関 仙台大後輩のオリ・宇田川刺激に侍入り熱望 26年WBCへ「日本で圧倒的な投手に」
トークショーに出演したソフトバンク・大関(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 ソフトバンクの大関友久投手(26)が16日、北九州市の商業施設で行われたトークショーに出演し、将来の侍ジャパン入りの夢を語った。日本代表の連覇が懸かる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は26年に開催が予定されている。まだまだ実力が足りないと自己分析し、トップチームから声が掛かる存在になりたいと成長曲線を思い描いた。
 温厚な人柄で愛される大関が出演するとあって、トークショーの会場には老若男女を問わずファンが詰めかけた。アットホームな雰囲気の中、その表情が引き締まった。司会者から「日の丸を背負う夢は?」と尋ねられると「もちろんそうですね。まず日本の中で圧倒的なピッチャーにならないといけないですし、そういうことも考えてやっていきたいですね」と語った。

 今年3月の第5回WBCで3大会ぶり3度目の優勝を果たし、日本中を熱くした侍ジャパン入りの夢。「野球やってるからには日本代表になりたいなと思いますし、どんどん自分のレベルを上げていきたいという気持ちです」。育成からはい上がって今季は開幕投手を務めた大関だが、これまで国際大会の経験はない。今春WBCで同じ仙台大、育成出身のオリックス・宇田川が代表入り。大関にとっても自分を高めるためのモチベーションになっている。

 13日の契約更改交渉では球団に将来的な大リーグ挑戦の夢を伝えた。周囲の反響も大きかったようで「メジャーという言葉が独り歩きして」と戸惑いを感じていると話した。成長の階段を一段ずつ着実に上がり、代表入りなどの夢をかなえていきたいと力説。「現時点での自分の実力を冷静に見て、そういうフェーズ(局面)ではない。とにかく来年はチームの優勝のために投げまくって、その中で個人の成績もしっかりと。まずは来年のことを考えていきたい」と話した。

 今年のWBCでは近藤、甲斐、牧原大、周東が世界一に貢献したが、投手は一人も選出されなかった。分厚い投手陣で強さを誇っていたチームとしては寂しい現状だ。尊敬する42歳のベテラン・和田は初代王者に輝いた第1回大会(06年)で、来季から背番号47を譲り受ける杉内は第1回、第2回大会(09年)で連覇に貢献した。「なれるかなれないかは自分次第だと思うので頑張りたい」と大関。先輩たちのように――。成長の限界をつくらず突き進んでいく。(森 寛一)

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