イチロー氏 “思い出”の宮古で高校生指導 オリックス時代のキャンプ地 仰木監督と二人三脚で汗

2023年12月17日 18:35

野球

イチロー氏 “思い出”の宮古で高校生指導 オリックス時代のキャンプ地 仰木監督と二人三脚で汗
98年の宮古島キャンプでのイチロー(右)と仰木彬監督(左)。中央は当時の岩井靖球団社長 Photo By スポニチ
 マリナーズで会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(50)が、宮古(沖縄)で高校生に指導を行った。イチロー氏にとって宮古島はオリックス時代にキャンプで汗を流した思い出の地だ。
 イチロー氏は宮古の野球部員を前に「僕、みんなが生まれるずっと前なんだけどね、オリックスにいて宮古島で毎年キャンプして、2006年のWBCの時にも宮古島に来てキャンプして。それ以来なんだけど縁起はいいはずなので、それ信じて一緒にやりましょう」とあいさつした。

 宮古島では93年から2014年までオリックスが春季キャンプを実施。2015年から1軍が、16年からは2軍が宮崎に場所を移したが、91年 ドラフト4位入団のイチローにとっては、日本球界で過ごした9年間のほとんどでキャンプ参加。故仰木彬監督と二人三脚で練習に励み、世界的な“イチ流選手”への基礎を固めた場所だ。

 練習以外でも島民との交流があり、97年のキャンプイン前日には前年の日本一を記念してパレードが行われた。宮古島全体の人口が6万人弱(当時)だったが、沿道は1万人の島民で埋まった。地元婦人会の「クイチャー」という名物踊りや「校外学習」の小学生がブラスバンドでパレードを盛り上げた。大リーグに移籍してからも関係は続き、マリナーズ在籍だった06年にはWBC参戦に備え古巣のキャンプ地に凱旋。05年に続いての参加で、移籍1年目だった清原和博氏との共演も話題を集めた。

 イチローが「(島に)コンビニないんですね」と発言した翌年に、島初となるコンビニエンストアが開店したという伝説もあり、宮古島とイチローは長年の強い絆で結ばれている。

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