日本ハム・野村 来季こそ朗希に雪辱宣言「甘いとこにきたら一発で」

2023年12月17日 21:35

野球

日本ハム・野村 来季こそ朗希に雪辱宣言「甘いとこにきたら一発で」
<花咲徳栄OB野球教室>子どもたちに守備の指導をする日本ハム・野村(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 原点の地で決意を新たにした。日本ハム・野村佑希内野手(23)が17日、埼玉県加須市で行われた花咲徳栄OBのプロ野球選手による「加須きずな野球教室」に参加した。小学生約250人を前にしたロングティーでは豪快な柵越えを披露。来季のロッテとの開幕戦で対戦する可能性がある佐々木朗希投手(22)から一発を放つイメージも膨らませた。
 プロの威厳を示した。小学生への実演として野村が打席へ。「野村コール」に後押しされたロングティーの初球だった。鋭いスイングで軟球を捉え、左翼フェンスを軽々と越えた。小学生も大興奮だ。

 「本当にパワーを頂いて、頑張ろうと改めて思わせてもらった。恩返しになるか分からないけど、いい時間にしてもらえたら」

 一振り。シーズンでも、一振りで仕留めるべき相手がいる。来季の3・29のロッテとの開幕戦(ZOZOマリン)で先発を務める可能性がある佐々木朗だ。昨年は2打数2三振に抑えられ、「次元が違う」と言うほどの難敵だ。それでも、来季は“4番奪回”を掲げる23歳は「打てば勢いがつく。直球もフォークも一級品。甘いとこにきたら一発で捉えられるように」と一球に懸けるつもりだ。

 母校・花咲徳栄の所在地である加須市での野球教室。思い入れのある地で子供たちからロングティーの「おかわり」をねだられ、応えないはずがなかった。2球目で再びスタンドインを見せ、シーズンさながらの大歓声が湧いた。今季13本塁打の長距離砲の実力を見せ「イメージ通りですね」とにやり。3スイングで2本の柵越えに「(シーズンでも)確率良くホームランを打ちたいですね」と青写真を描く。

 恩師の岩井隆監督ら関係者とも再会し、談笑もした。実家のある群馬から入学し、甲子園優勝も経験した高校時代は「人生が変わった3年間」とかけがえのないものだ。この日に受けた多くの応援を力に変え、来季の好スタートを切ってみせる。(田中 健人)

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