ソフトB・近藤 史上初のFA移籍初年度打撃2冠 ペイペイDとの好相性が成績UPの秘けつ

2023年12月17日 06:00

野球

ソフトB・近藤 史上初のFA移籍初年度打撃2冠 ペイペイDとの好相性が成績UPの秘けつ
ソフトバンク・近藤 Photo By スポニチ
 【データで振り返る23年12球団記録レビュー】近藤(ソ)は心機一転の今季、自身初のシーズン全試合出場を達成。中軸として、ともにキャリアハイの26本塁打、87打点で初の本塁打王、打点王に輝き、出塁率・431で日本ハム時代の19、20年以来3度目の最高出塁率も手にした。
 新たなホームとなったペイペイドームで猛打が炸裂し、64試合で打率・333、15本塁打、48打点、出塁率・463。他球場での計79試合、打率・280、11本塁打、39打点、出塁率・406をいずれも上回っており、本拠地との好相性が成績アップにつながった。FA移籍初年度に打撃タイトルを獲得するのは、同じソフトバンクの内川聖一(前横浜)が11年に打率・338で首位打者となって以来2人目。複数の戴冠は史上初の快挙だ。

 いきなりの変則3冠は見事だったが、打率・303は頓宮(オ=・307)にわずか4厘差の2位と、真の3冠王にも手が届きそうだった。本塁打、打点の2冠王は45人目で68度目(3冠王は除く)。そのうち惜しくも打率2位で3冠王を逃したのは中西太(西鉄)、長嶋茂雄、松井秀喜(ともに巨)らに次ぎ11人目、13度目になった。近藤にとっては、充実感とともに、少しだけ悔しさが残る一年になったかもしれない。(記録課・志賀 喜幸)

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