落合博満氏 ファン選出思い出の試合1位は斎藤雅樹からのサヨナラ3ラン 投手心理読んだ一発

2024年01月19日 17:00

野球

落合博満氏 ファン選出思い出の試合1位は斎藤雅樹からのサヨナラ3ラン 投手心理読んだ一発
落合博満氏 Photo By スポニチ
 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ファンが選ぶ思い出の試合【選手編】を発表した。
 第1位に選ばれたのは、落合氏が中日時代の1989年8月12日の巨人戦(ナゴヤ)。巨人の先発・斎藤雅樹投手が9回1死までノーヒットピッチングを続ける中、そこから落合氏が逆転3ランを放って中日が4-3でサヨナラ勝利した試合だった。

 中日は3点を追う9回1死から代打・音重鎮外野手が斎藤の快挙達成を打ち破るチーム初安打を放った。続く彦野利勝外野手は二飛に倒れたが、川又米利内野手が四球でつないで一、二塁とし、仁村徹内野手の適時打で1点を返した。なおも一、三塁の好機で落合氏はカウント1ボールからの2球目を逆転サヨナラ3ラン。この一発で9年連続20号到達となった。

 落合氏はこの試合について「覚えていますよ」と返答。「音がヒットを打って、その記録(ノーヒットノーラン)がなくなったっていうことでまずひと安心ね」と振り返り「仁村か誰かが1点目を挙げたんじゃなかったかな」とさすがの記憶力を披露した。さらに「川又がオレの(2人)前のバッターで、“何が何でもオレに回せ。オレが打って終わらせるから”ということを言って、彼をバッターボックスに送ったっていう記憶はあります」と話した。

 「ホームランを打つということは頭の中に描いていて、それでその打席に立ったっていうだけですよ」と本塁打狙いだったことを明かした。斎藤から放ったサヨナラ本塁打についても「イメージ通り」と自画自賛。狙い球については「真っすぐしか待ってないもん。まして、真っすぐのいいピッチャーだからね。斎藤は真っすぐとスライダーしかないピッチャーだから」とし、「もうああいうケースになれば、真っすぐでくるっていうのがピッチャー心理ですよ」と相手の心理を読み切った一発だったと解説した。

 この試合が1位だったことには「(プロ加入当初に所属した)ロッテの試合、観てないからだろうね。(当時は)テレビであまり映らないからということもあるんでしょう」と笑い交じりに回答した。

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