DeNA・三浦監督 谷繁氏殿堂入り祝福「配球の面白さ教えていただいた」プロ1年目から10年バッテリー

2024年01月19日 05:30

野球

DeNA・三浦監督 谷繁氏殿堂入り祝福「配球の面白さ教えていただいた」プロ1年目から10年バッテリー
15年、現役最終打席を終え、DeNA・三浦から花束を受け取る中日の谷繁捕手兼任監督(左) Photo By スポニチ
 野球殿堂博物館は18日、今年の殿堂入りを発表。競技者表彰のプレーヤー部門で広島とドジャース、ヤンキースで日米通算203勝の黒田博樹氏(48)、大洋・横浜(現DeNA)、中日での27年間の現役生活でプロ野球史上最多の3021試合出場を果たした元中日監督の谷繁元信氏(53)が選ばれた。
 DeNA・三浦監督も谷繁氏の殿堂入りを祝福した。

 「おめでとうございます!自分が入団した1年目から寮で一緒で、キャンプ中も同部屋で、たくさんバッテリーも組ませてもらいました。配球の面白さを教えていただいたし、よく怒られたことも覚えています」

 3学年先輩の同氏とは、プロ1年目の92年から01年まで10年間、バッテリーを組んだ。38年ぶりに日本一となった98年は自己最多タイの12勝(7敗)を挙げたが、谷繁氏に大黒柱となるまで引き上げてもらった。「自分は球が速くない方だから、例えばスライダーのあとにフォークとか、谷繁さんの配球を理解し始めてから勝てるようになった」と感謝する。

 谷繁氏の「凄み」については「痛いことがあってもそれを見せない。試合に出続けて結果も残す。もらった言葉より、戦う姿勢が物凄く印象に残っています」と表現した。(大木 穂高)

 ≪レギュラーの執念「最後まで」権藤氏が谷繁氏ゲストスピーカー≫98年に横浜(現DeNA)が日本一になった時の指揮官である権藤博氏が、谷繁氏のゲストスピーカーを務めた。谷繁氏について「彼を支えたのは“レギュラーをつかみ続けるぞ”という執念。それが最後まで崩れなかった」と権藤氏。捕手として接触プレーに負けない体の柔らかさと「何より優れていたのはハンドリング。軽々と捕っていた」と説明。「まだ53歳。谷繁らしく野球界に貢献してほしい」と期待した。

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