山本由伸 OP戦2度目の登板で大谷翔平と初共演 珍しく制球乱れ3回6安打5失点も強力打線が援護

2024年03月07日 05:58

野球

山本由伸 OP戦2度目の登板で大谷翔平と初共演 珍しく制球乱れ3回6安打5失点も強力打線が援護
<ドジャース・ホワイトソックス>先発する山本(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
ドジャースの山本由伸投手(25)が6日(日本時間7日)、アリゾナ州グレンデールでのホワイトソックス戦でオープン戦2度目の先発。大谷翔平投手(29)と初の同時出場となった一戦は3回で3四球を含む6安打5失点と珍しく制球が乱れ、メジャー2度目の登板で初失点を喫した。
 前回登板では抜群の制球力を誇った山本だが、この日は制球が乱れた。先頭のベニテンディに中前打を許すと、2番モンカダに2度目の登板で初めて四球を与えた。3番ロベルト・ジュニアは右飛に打ち取ったが、4番ヒメネスにまたも四球を与えて1死満塁。5番ボーンに中犠飛を打ち上げられると、6番フレッチャーに遊撃への適時内野安打、7番デヨングには投手強襲の適時内野安打を許し、3失点した。

 2回も先頭の9番ロペスに四球を与え、早くも3つめの与四球。しかし、この後は1番ベニテンディを空振り三振。2番モンカダを空振り三振に仕留めた際に二盗こそ許したが、最後は2死二塁から3番ロベルト・ジュニアを力のある直球で右飛に打ち取って2回は無失点に抑えた。

 3回は2安打を許して1死一、二塁のピンチを招くと、7番デヨングの三塁線への難しい打球が三塁手・マンシーのグラブをすり抜けて左翼線へ転がり、2点適時二塁打となってさらに2点を失った。3回で毎回先頭打者に出塁を許すなど、6安打5失点、3四球、4奪三振の内容で降板した。

 しかし、打線が大谷が2安打1打点、4回にはフリーマンの満塁弾が飛び出すなど7得点。山本の5失点をはね返す強力援護を見せた。

 山本は2月28日(同29日)のレンジャース戦でメジャーでの実戦初登板を果たし、2回1安打無失点、3奪三振の好投。大谷が「どうしても近くでサポートしたかった」とベンチで見守る中、アウトカウントを間違えるハプニングこそあったが、「とにかく落ち着いて投げようと思ったので、立ち上がりからいい入りができてテンポよく投げられて良かったです。少しホッとしている気持ちはありますし、これからイニングが増えていってどうなるかというところなので。とりあえず今日の登板としてはよかったと思います」と話していた。

 試合前にデーブ・ロバーツ監督は「由伸は大谷にいろいろと教えてもらうことができる。ブルペンを見守ったこともあったし、由伸がレンジャーズ戦で投げた時は遠征先まで行って、彼をサポートし、投球を見守った」と振り返り、入団にあたっても「大谷の存在は明らかに大きかったと思います」と話していた。

 このオフに投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(決定時約462億円)で契約した右腕は、3月20、21日に韓国で行われるパドレスとの開幕シリーズに登板することが濃厚。パドレスのダルビッシュ有投手といきなり日本人対決となる可能性もある中、開幕戦に向けて調整を進めている。

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