日本ハム・鈴木 “魔球”で開幕ローテへ急上昇 110キロ台変化球2種で幻惑5回零封

2024年03月10日 06:00

野球

日本ハム・鈴木 “魔球”で開幕ローテへ急上昇 110キロ台変化球2種で幻惑5回零封
<楽・日>5回を投げ2安打無失点の鈴木(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 【オープン戦   日本ハム3―3楽天 ( 2024年3月9日    静岡 )】 どっちに曲がるか分からない。そんな“魔球”を駆使して、日本ハム・鈴木が楽天打線を幻惑した。今春初の対外試合での先発で5回2安打無失点。目標の開幕ローテーション入りに向けて大きくアピールしたサブマリン右腕は「自分の中でも自信になったし、抑えるビジョンができた」と手応えを口にした。
 昨季までスライダーの平均球速は109キロでシンカーが123キロ。球速差で球種がバレていたが、今季から球速帯を近づけた。この日はともに110キロ台。浮き上がりながら打者の近くで左右に曲がり、建山投手コーチも「フルスイングがなかったので、打者も(球種の)判断がしにくい」と高く評価した。

 昨季は本拠地初勝利を挙げるなど、6月までに先発で6勝をマーク。しかし、対戦を繰り返す中で変化球などを分析されたことで以降は白星から遠ざかり、リリーフに回った。「1回だけでは意味がない。次の登板もしっかり抑えられるところを見せたい」と鈴木。先発返り咲きへ、首脳陣の評価も急上昇だ。(清藤 駿太)

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