ENEOS俊足ルーキー・松浦「度会ロード」歩む! 適時三塁打&盗塁で快勝発進に貢献

2024年03月10日 04:45

野球

ENEOS俊足ルーキー・松浦「度会ロード」歩む! 適時三塁打&盗塁で快勝発進に貢献
<ENEOS・Honda熊本>4回、適時三塁打を放ちベース上でガッツポーズするENEOS・松浦(撮影・郡司 修) Photo By スポニチ
 【第78回JABA東京スポニチ大会   ENEOS6ー1Honda熊本 ( 2024年3月9日    等々力 )】 9日に開幕し、予選リーグ6試合が行われた。12度目の優勝を狙うENEOSは、Honda熊本に6―1で快勝。日体大出身の新人・松浦佑星内野手(22)は「1番・二塁」で出場し、適時三塁打を含む2安打、1盗塁と奮闘した。セガサミーは6回途中から救援した法大出身の新人・武冨陸投手(22)が2回を完全救援し、東海理化との接戦を制した。
 松浦が50メートル5秒93の俊足を飛ばし、二塁を回った。3―0の4回2死二塁。打球が左中間を破ると、ヘルメットも飛ばして頭から三塁へ滑り込んだ。公式戦デビューとなった一戦で、記念すべき初安打は適時三塁打。「カットボールに崩されず、しっかり振り抜けた」と胸を張った。

 6回1死から中前打を放つと、今度は初盗塁も決めた。2月25日の東海大とのオープン戦から、富島(宮崎)、日体大と慣れ親しんできた1番に定着。攻走で躍動したが「チームが勝つことが一番。自分は1番としてできる仕事を全うするだけ。ヒットを打っても、次の1本を出せるように」と謙虚さは変わらない。

 学生時代は恵まれた快足ゆえ太腿肉離れに泣いたが、今は入念なアップで故障防止に努めている。指揮官として都市対抗歴代最多4度の優勝を誇る大久保秀昭監督も高く評価。「僕が預かった中で歴代1か2番目に脚力を持った選手」と目を細めた。

 チームからDeNA入りした度会の活躍は、テレビなどで注目している。現在は同じリードオフマンの立場だが、社会人時代の度会はポイントゲッターだった。「僕とタイプは全く違うと思うけど…。度会選手ができることがあれば、僕しかできないこともあるので、それを強みとして今後もプレーしたい」と前を向いた。

 新天地で最高のスタートを切ったが、屈指の名門とあって内野のライバルは多い。「まだ先輩の足元にも及ばないけど、一日でも早く追いつき追い越せるように頑張りたい」。背番号1の元気印が語気を強めた。(伊藤 幸男)

 ◇松浦 佑星(まつうら・ゆうせい)2001年(平13)10月6日生まれ、宮崎県出身の22歳。富島(宮崎)では2年春、3年夏と甲子園出場ながらいずれも初戦敗退。日体大では1年秋、3年秋にベストナインに選出された。本職は遊撃だが3年春、秋と二塁を守った。4年時は副将を務めたが、度重なる故障を経験。1メートル74、75キロ。右投げ左打ち。

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