レッドソックス・吉田 サイ・ヤング賞右腕に脱帽「思うようにいかなかったですね」

2024年04月10日 07:43

野球

レッドソックス・吉田 サイ・ヤング賞右腕に脱帽「思うようにいかなかったですね」
オリオールズ戦で自身の打席を待つレッドソックス・吉田(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   レッドソックス1―7オリオールズ ( 2024年4月9日    ボストン )】 レッドソックスの吉田正尚外野手(30)は9日(日本時間10日)、ボストンで行われたオリオールズ戦に「5番・DH」で先発出場し、3打数無安打だった。試合は7―1でオリオールズが勝ち、レッドソックスは本拠地ボストンでの今季開幕戦を白星で飾れなかった。
 吉田は2021年にサイ・ヤング賞を獲得した右腕バーンズが得意とするカッターに苦しめられ、 初回2死一塁での第1打席は二ゴロ、4回の第2打席は無死一塁で二邪飛。7回の第3打席は先頭打者で登場したが投ゴロに終わり、今季の打率は.222となった。

 開幕から米西海岸で10試合を行ったレッドソックス。遠征を7勝3敗と勝ち越して臨んだホームでのデーゲームで、初回に本塁打で先制したものの、2回以降は無安打と打線が沈黙。5回以降は一人も出塁できず、投手陣が失点を重ねて敗れた。

 以下は試合後、吉田と一問一答。
 ――早いカウントから打ちにいったが、今日は相手投手に上回られた
 「去年も対戦して、もちろんいいピッチャー。カットをベースに投げるあまりいない先発投手なので、少しポイント迷いました。2打席目もいい感じで捉えたなと思ったら詰まっていたんで、その曲がり具合は感じました」

 ――バーンズのカッターは少し違う軌道なのか
 「やっぱりカットが強い。ほぼ真っ直ぐのようにきて最後、きゅんと曲がる。92、93マイル(約148~150キロ)くらいでカットがきて、ほぼ真っ直ぐのタイミングでいって、ずれるっていう感じ。カットと思っていくと刺されるし、かといって前に出しすぎると詰まる。外から来るカットを左中間、センター方向にイメージしていたんですけど、思うようにいかなかったですね」

 ――早いカウントで行くのも作戦か
 「追い込まれると奪三振率も高いピッチャーですから、確率的にはやっぱりファーストストライクからいった方がいいなと思って、今日はいきました」

 ――結果的に3打席の全5球、すべてストライクだった
 「そこで強いファウルを打ったりとか、そうすることでたぶん変わるんでしょうけど、今のあの打席ではそのまま攻められるでしょうから、まあ仕方ないかなと」

 ――守備の要のストーリー遊撃手は今季絶望、先発のピベッタ投手もILへ。チームは厳しい状況だが
 「2人ともオフシーズンから準備して臨んでいたと思いますので、こうして離脱はチームとして本当に痛いですけど、残ったメンバー、いるメンバーでやるしかないので、個人個人がプロですから、考えてやっていると思います」

 ――試合前、レッドソックスの2004年優勝メンバーが集まった。セレモニーでチームの歴史を感じたのでは
 「この球場の雰囲気というか、ここで勝つことの意味というか、それがすごく肌感では感じました。ボストンで勝って、あれくらいの声援をいただけるっていうのは1つやっぱりここで戦う意味もあるのかなと思います」(ボストン・杉浦大介通信員)

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