クリケットバットは“打ち出の小づち”大谷の2安打で「皆が“よし、使おう”と」2戦連発アウトマンが告白

2024年04月10日 11:41

野球

クリケットバットは“打ち出の小づち”大谷の2安打で「皆が“よし、使おう”と」2戦連発アウトマンが告白
<ツインズ・ドジャース>4回、3ランを放ち迎えられるアウトマン(右)(撮影・光山 貴大) Photo By スポニチ
 【インターリーグ   ドジャース6-3ツインズ ( 2024年4月9日    ミネアポリス )】 ドジャースのジェームズ・アウトマン外野手(26)が2試合連発となる2号3ランを放ち、チームの勝利に貢献した。
 0-0の4回1死一、二塁の好機で相手先発・バーランドの外角低めカットボールを中堅へ運び2試合連発となる先制3ランを放った。これが決勝打となった。

 前日8日(日本時間9日)の同戦でも今季初本塁打となる1号決勝ソロを放っており、2試合連続アーチとなった。

 開幕から不振が続いていたアウトマンだが、前日の同戦後に「翔平が2安打を打つのを見て、僕もクリケットバットを振ってみた」と大谷が7日のカブス戦の雨天中断期間中に室内ケージで使用して打撃練習を行い、その後の打席で2安打に結び付いたクリケットバットを使ってるのを見て、自身も使用。復調したと明かしていた。

 この日の試合前も「今日もして、気分が良くなった。もっと上手く打てるように感じた」とクリケットバットを使ったといい「昨日やってたときは、自分が思うように打てなかったけど、自分の悪い癖が何だったのかを感じられた。もし正しくやっていなかったら、間違っているスイングをしていると感じることができる」と悪癖の把握に役立ったと語った。

 そして、クリケットバットについては「最近入手したばかり。」とチームにお目見えしたのは約1週間前だったそうで「誰も実際に使わなかった」と当初は誰も手に取らなかったという。

 ただ、「翔平がそれを使って二塁打、三塁打を打った。そうしたら、皆が“よし、使おう”という感じになった」と大谷の2安打後に他の選手も使い始め、まるでクリケットバットが“打ち出の小づち”になったと語る。

 このクリケットバットは重さは野球のバットと同じくらいで、前から投げてもらうティー打撃で使用しているそうで、アウトマン自身も「自分のより良いフォームを理解できる」と効果を実感。「野球のバットにとても似ているけど、違うところもある。ただ、これを使うとボールに対してバットを少し長く残せるようになる。なぜなら手首を返せないから。手首を返したらフラットな部分にきちんと当たらないので。だからクリケットバットで練習しています。野球の場合は手首を返す。それでも使うのはバットをボールに対し長く残すため」と語る。

 そして「まだ2日しかやってないのであまり詳しくは言えませんが、この練習が好きだよ」と続け、今後も継続する方針を示唆した。

おすすめテーマ

2024年04月10日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム