新日本プロレス新社長・棚橋弘至 19年ぶりの選手兼任に「同時にやってこそ逸材」「僕は疲れないので」

2023年12月26日 14:08

格闘技

新日本プロレス新社長・棚橋弘至 19年ぶりの選手兼任に「同時にやってこそ逸材」「僕は疲れないので」
会見する棚橋新社長 Photo By スポニチ
 新日本プロレスの代表取締役新社長に就任した棚橋弘至(47)が26日、就任記者会見を行い、所信を語った。選手兼任の社長はアントニオ猪木氏、坂口征二氏、藤波辰爾に続いて4人目。
 オーナーの木谷高明氏から社長就任の打診を受けたのは11月といい、「僕もまだ世界ヘビーのベルトも獲っていないし、まだまだ鍛え直してって思いはあったんですけども、同時にやってこそ逸材じゃないかということで、考えたのち、ぜひやらさせていただきますとお伝えした」と経緯を説明。

 木谷氏も「1番苦しい時期に身体を張って頑張っていただいたというのは大きなポイント。動員を増やして世界に打って出て、世界ナンバーワンの団体を目指そうという時期に、明るく広がるような性格の方になっていただくのがいいんじゃないかと」と話し、「1プロレスファンに戻ったとしたら、プロレス団体の経営をプロレスラーがやるっていうのは夢。やってみないと分からない仕事だけど僕は向いていると思う。苦労をいとわないというところ、明るい、頭脳明晰(めいせき)、素質としては十分」と期待した。

 04年6月に退任した藤波辰爾以来、19年ぶりの選手兼社長という立場だが、棚橋は両立について「レスラー生活と事務所仕事というのは続けてみないと分からないんですけど、サポートしてくれる心強いメンバーもいますし、僕はなにより疲れないので大丈夫だと思います」と言ってのけた。

 社長レスラーとしての強みを「営業活動」とし、「引退後もできないことはないけど、現役であるというメリット、地方番組に出たり雑誌、ウェブいろんなところに取材していただいたり、自分自身が日本全国走り回って営業できるっていうところが一番の強みかなと思います」と強調した。

 さらにリング上では「現役生活についても考えているところはあります」としつつ、「まだ世界ヘビーを巻いていないので、それは一つのモチベーション」と意欲。続けて「僕はプロレスっていうジャンルを社長を殴れる唯一の競技だと思っているので。集中的に狙われるかもしれないんですけど。社長だぞと言わずに、プロレスという競技で勝負したい」と意気込み、笑いを誘った。

 新日本プロレスは23日に開かれた臨時株主総会及び取締役会で、大張高己前社長の退任と棚橋の社長就任が決定したと発表。来年1月4日の東京ドーム興業でファンに向けたあいさつを行う予定で、同興業で棚橋はザック・セイバーJr.の持つNJPW WORLD認定TV王座戦に挑戦する。

  ▼棚橋弘至 1976年11月13日、岐阜県大垣市生まれの47歳。99年、立命館大学法学部を卒業後、新日本プロレスに入門し、同年10月にデビュー。2006年、IWGPヘビー級王座を初戴冠。09年、11年、14年、18年にはプロレス大賞MVPを獲得するなど「新日本プロレスのエース」として団体をけん引。19年にはIWGPヘビー級王座最多戴冠記録を樹立。

おすすめテーマ

2023年12月26日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });