井上尚弥の父・真吾トレーナー「“パンチが当てづらい”と言っていた」「自分はホっとしている」

2023年12月26日 22:45

格闘技

井上尚弥の父・真吾トレーナー「“パンチが当てづらい”と言っていた」「自分はホっとしている」
<井上VSタパレス>4本のベルトを手にした井上。左は弟・拓真、右は父・真吾トレーナー(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【WBC&WBO&WBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦12回戦 ( 2023年12月26日    有明アリーナ )】 WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)がWBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)を10回1分2秒、KOで下し、史上2人目で最速の5年7カ月で2階級4団体王座統一を成し遂げた。この勝利で日本人最多タイの世界戦21勝目となり、世界ベルトは10個目の獲得となった。
 弟・拓真の28歳の誕生日に偉業を成し遂げた“モンスター”尚弥。父の真吾トレーナーは「自分はホッとしているというところ。(タパレスの)最新のビデオ見た時に技術、テクニックがタパレスにあるのを再確認できていた。試合の中でインターバルに聞くと“パンチが当てづらい”と言っていた。体で受けて打ち合うよりもカウンター、打ち終わりとか、慌てなくていいから、コツコツ、コツコツ、じりじりでいいからダメージ与えていけばいいとアドバイスしていた。思いのほかディフェンスがいいというのはあった」と試合を冷静に振り返った。

 判定も頭をよぎったと語った井上は、あまり見たことがない、頭をつけあってボディーを打ち合うシーンについて「今までそういった試合をしていなかっただけで、練習ではしている。してみてどうこうという気持ちはなかった。意地というか、突破口というか、どう崩していくかというところ。軽いパンチでもクリーンヒットを重ねていけば崩せると思った」とタパレスのディフェンス力を感じた試合中の考えも明かしていた。

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