2階級4団体王座統一の井上尚弥 次戦はネリかアフマダリエフ有力 対戦熱望のカシメロは…

2023年12月26日 21:15

格闘技

2階級4団体王座統一の井上尚弥 次戦はネリかアフマダリエフ有力 対戦熱望のカシメロは…
<世界スーパーバンタム級4団体王者統一戦 井上尚弥・マーロン・タパレス>10回、KO勝利の井上(撮影・長久保 豊) Photo By スポニチ
 【WBC&WBO&WBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦 ( 2023年12月26日    有明アリーナ )】 世界最速でモンスターが新たな伝説となった。WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)がWBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)を10回KO勝利で、史上2人目で最速の5年7カ月で2階級4団体王座統一を成し遂げた。この勝利で日本人最多タイの世界戦21勝目となり、世界ベルトは10個目の獲得となった。
 しばらくはバンタム級を主戦場とする意向を持つ井上の次戦は、WBC指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)とWBA指名挑戦者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が有力だ。

 元世界2階級制覇王者でWBC同級1位のネリは今年2月のWBC同級挑戦者決定戦に11回TKO勝ちし挑戦権を獲得。18年に山中慎介との世界戦で体重超過し王座剥奪されるなど“悪童”として知られる。日本ボクシングコミッションからは日本での活動停止処分を受けているため、対戦が決まっても国外開催となる。

 前WBA&IBF同級王者でWBA同級1位アフマダリエフは今年4月にタパレスに判定負けし王座から陥落も、今月16日のWBA世界同級挑戦者決定戦に8回TKO勝ちで再起に成功。「タイトルを取り戻したい」と4団体統一王者との対戦に闘志を燃やしている。

 一方でバンタム級時代から井上との対戦を熱望し、挑発し続けてきた元世界3階級制覇王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)は10月にノンタイトル10回戦を行うも4回27秒で負傷判定のドロー。内容もパッとせず後日、井上は「カシメロへの興味は薄れた」と話していた。

 今秋のイベントでは「再来年ぐらいにはフェザー級にいければと思う」と明かした井上。スーパーバンタム級でくせ者との対戦を経た後に、階級を上げることになりそうだ。

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