新日本プロレス新社長・棚橋弘至 猪木さんへ思い「超満員で盛り上がっていたら猪木さんも喜んでくれる」

2023年12月26日 14:29

格闘技

新日本プロレス新社長・棚橋弘至 猪木さんへ思い「超満員で盛り上がっていたら猪木さんも喜んでくれる」
新社長に就任した棚橋弘至 Photo By スポニチ
 新日本プロレスの代表取締役新社長に就任した棚橋弘至(47)が26日、就任記者会見を行い、所信を表明した。選手兼任の社長はアントニオ猪木氏、坂口征二氏、藤波辰爾に続いて4人目。
 新社長の目標として「まず一つは東京ドーム大会を超満員にすること」と打ち出した棚橋。「ずっと目標でもあったんですが、東京ドーム超満員の中で花道を歩くのはレスラーにとって誉れでもあるしそれを選手にも経験して欲しい。それが別の人生にも大きな影響を与えるし、ファンの皆さんの記憶にも残っていく」と熱弁した。

 さらに同団体の創設者であり、昨年10月1日に亡くなったアントニオ猪木氏への思いを問われると、「亡くなられて、(猪木氏の)映画にも出させて頂いてというタイミングでのこの社長という重責を担っていくわけなんですが。猪木さんが思い描いたプロレスというものは、僕としてはこうなんだろうなってイメージすることしかできない」と前置きした上で、「新日本プロレスが超満員で盛り上がっていたら、天国から見てくれているだろう猪木さんも『おうやるじゃねえか』って喜んでくれると思います」と語った。

 新日本プロレスは23日に開かれた臨時株主総会及び取締役会で、大張高己前社長の退任と棚橋の社長就任が決定したと発表。来年1月4日の東京ドーム興業でファンに向けたあいさつを行う予定で、棚橋は同興業ではザック・セイバーJr.の持つNJPW WORLD認定TV王座戦に挑戦する。

  ▼棚橋弘至 1976年11月13日、岐阜県大垣市生まれの47歳。99年、立命館大学法学部を卒業後、新日本プロレスに入門し、同年10月にデビュー。2006年、IWGPヘビー級王座を初戴冠。09年、11年、14年、18年にはプロレス大賞MVPを獲得するなど「新日本プロレスのエース」として団体をけん引。19年にはIWGPヘビー級王座最多戴冠記録を樹立。

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