井上尚弥 わずか2戦で4団体王座統一を成し遂げたられた3つの理由 「アリらにも劣らぬ」価値に世界動く
2023年12月26日 22:10
格闘技
【(1)井上の価値が上がり強豪が対戦希望】 米興行大手トップランク社のプロモーター、ボブ・アラム氏が「井上はムハマド・アリらにも劣らぬ」と表現した通り、今や井上は世界的スーパースター。今年7月に対戦したフルトンは、2月にフィゲロア(米国)とのWBCフェザー級暫定王座決定戦を予定していたが、フルトン本人が陣営全員の反対を押し切って井上戦を熱望したという。この一戦はファイトマネーの最低補償額は合計800万ドル(当時約10億円)とも報じられた。ハイリスクハイリターンを求める強豪にとって、井上は格好の標的となっており、4戦連続で世界王者との対戦が実現した。
【(2)統一戦がトレンド】 近年は複数階級制覇よりも王座統一戦がトレンドとなっている。21、22年の2年間で、4団体統一王者が井上を含めて5人も誕生。日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長は「誰がこの階級で一番強いのかを証明するには、4団体統一が一番いい。原始的な問いかけだし、それが自然の流れ。ファンもボクサーもそこに集中している感がある。時代の流れを感じる」と話す。来年2月にはWBA&IBF&WBOヘビー級王者ウシク(ウクライナ)とWBC同級王者フューリー(英国)による同級初の4団体統一戦が開催される。
【(3)持って生まれた運】 交渉に携わる帝拳の本田明彦会長が「尚弥は持ってるな」と話したように、2戦連続でベルト2本を持つ王者と対戦できたのは強運という側面もある。WBA&WBCライトフライ級王者の寺地拳四朗は、今年4月に予定されていた3団体統一戦が相手のWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)が肺炎に感染したため消滅。4本のベルトを集めるのに苦労している寺地と比較すると、その強運ぶりが際立つ。
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