井上尚弥 わずか2戦での偉業達成に「1年前、皆さんに見せてもらった景色と似たような景色…感動的」

2023年12月26日 22:33

格闘技

井上尚弥 わずか2戦での偉業達成に「1年前、皆さんに見せてもらった景色と似たような景色…感動的」
<井上VSタパレス>試合後記者会見に臨む井上(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【WBC&WBO&WBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦12回戦 ( 2023年12月26日    有明アリーナ )】 世界最速でモンスターが新たな伝説となった。WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)がWBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)を10回1分2秒、KOで下し、史上2人目で最速の5年7カ月で2階級4団体王座統一を成し遂げた。この勝利で日本人最多タイの世界戦21勝目となり、世界ベルトは10個目の獲得となった。
 2階級で4団体統一。転向わずか2戦目。井上がリング上から見た景色はどんな景色だったのか。

 「1年前、皆さんに見せてもらった景色と似たような景色。リング上で4本のベルトを肩にかけて、終わった会場の雰囲気を見るのは感動的。それを見せてくれたファンの方にも感謝を伝えたい。4本のベルト今後どうするかも考えていくことですが、4本のベルトがどうなっても、また熱い試合を見せていきたい」

 目を輝かせ、笑顔で語った井上。その偉大な愛弟子について大橋会長は「まず、2階級4団体、全部KOで勝ったということ。判定とKO勝ちとはまったく違うものになった。KO勝ちは本当に大きいこと。この状況で試合できるのは、改めて凄いと実感した。(タパレスに対しては)まったく油断もなく、警戒していた。警戒していた通りの相手。今日(26日は)拓真の誕生日だった。凄いプレゼントになった。弟思いの兄だと思った」と目を細めた。

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