武居由樹 2戦連続ボディブローKOで世界戦へ弾み!来年のバンタム級“大混戦”「目が離せない」の声

2023年12月26日 17:45

格闘技

武居由樹 2戦連続ボディブローKOで世界戦へ弾み!来年のバンタム級“大混戦”「目が離せない」の声
2回、ディアス(右)に左ボディを見舞う武居(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 元K―1王者で元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(大橋)が、26日に有明アリーナで行われた54・5キロ契約8回戦でマリオ・ディアス(メキシコ)に2回、左ボディーフック一発でKO勝利を飾った。
 前回の試合ではバンタム転向を見据えてフィリピン同級王者ロニー・バルドナド(27)に3回1分12秒KO勝ち。11月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を返上して、正式にバンタム級転向を明言した武居。

 大橋秀行会長はバンタム級での世界戦へ最終テストとして用意した今回の試合。武居はインパクトを残した。2回2分23秒にフェイントからの左ボディーフックをディアスの腹に打ち込んだ。ディアスは悶絶してマウスピースを吐き出し、立ち上がれず。武居は2戦連続ボディー一閃で相手を倒した。プロボクシング転向後8戦全勝8KOとなった。

 試合後にはバンタム級での世界戦に向けて「体重調整とかは全然いけたので、もっと技術の面を磨いていかないといけないと思っています」と意気込んだ。

 来年のバンタム級は“大混戦”といっても過言ではない。バンタム級で4団体統一を果たして、4階級制覇王者の井上尚弥(大橋)の弟・拓真が現在のWBA世界バンタム級王者。そしてWBO世界スーパーフライ級前王者の中谷潤人(M・T)が3階級制覇へバンタム級転向。来年2月にWBC世界バンタム級王者のアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)への挑戦が決まっている。“キックの神童”那須川天心(帝拳)もバンタム級で世界ベルトを狙っている。

 その他にもバンタム級は現日本王者の堤聖也(角海老宝石)、現WBOアジアパンパシフィック王者の西田凌佑(六島)、元スーパーフライ級日本王者の石田匠(井岡)ら実力者が揃っている。

 この日、勝利した武居も含めて24年のバンタム級戦線からは目が離せない。

 ファンからも「武居のパンチはバンタム級のパンチじゃない!」「武居にこの勝ち方見せられたら来年のバンタム級は大注目だね」「バンタム級本当混戦だな」「来年の終わりに誰が王者か全然想像がつかない」「来年のバンタム級楽しみ」などと期待の声が上がった。

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