“悪童”ネリ 早くも尚弥へ宣戦布告!「日本で会いましょう」 尚弥「噂されている試合が実現するかは…」

2023年12月26日 21:37

格闘技

“悪童”ネリ 早くも尚弥へ宣戦布告!「日本で会いましょう」 尚弥「噂されている試合が実現するかは…」
ルイス・ネリ Photo By スポニチ
 【WBC&WBO&WBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦 ( 2023年12月26日    有明アリーナ )】 世界最速でモンスターが新たな伝説となった。WBC&WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)がWBA&IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)に10回KO勝ちし、史上2人目で最速の5年7カ月で2階級4団体王座統一を成し遂げた。この勝利で日本人最多タイの世界戦21勝目となり、世界ベルトは10個目の獲得となった。試合後には早速、元2階級制覇王者ルイス・ネリが自身SNSを更新した。
 今大会最後の入場者となった尚弥は、いつも通り木村拓哉主演のドラマ「Good Luck」のテーマソングである「Departure」で入場。気合が入った表情で花道で歩きリングインした。3回にはギアを上げて強烈なパンチを打ち込み、軽快なステップも見せた。4回、左、右、左のコンビネーションでダウンを奪い、その後も有効なパンチを打ち込んでいたが、頑丈なタパレスは倒れなかった。

 その中で10回にモンスターが仕留めた。左、右のワンツーで相手の顔面を捉えた。タパレスはダメージの蓄積もあり、立ち上がれずKO勝利で2階級4団体統一を果たした。

 ネリは自身のX(旧ツイッター)で「日本で会いましょう!」とメキシコ国旗と日本国旗の絵文字と4つトロフィーとともに尚弥へ“宣戦布告”した。

 ネリは17年のWBC世界バンタム王座戦で王者・山中慎介に4回TKO勝ち。しかし試合前のドーピング検査から禁止薬物が検出。18年の再戦では前日計量で大幅な体重超過で王座をはく奪。JBCから日本でのボクシング活動停止処分を受けて、国内での試合はできない。

 その一方で、米メディアではネリ陣営が5月に日本での井上戦を想定していると報道した。

 尚弥も試合後のコメントで「来年5月に噂されている試合が実現するかはこれから交渉を詰めていくところですけど、ファンが喜び試合を実現させたい。どんどん声を上げてもらえればと思います」とファンを期待させるコメントをしていた。

おすすめテーマ

2023年12月26日のニュース

特集

格闘技のランキング

【楽天】オススメアイテム