4月放送朝ドラ「虎に翼」 制作統括「モデルの方の人生に敬意を」覚悟胸に日本初の女性弁護士の生涯描く

2024年03月21日 14:18

芸能

4月放送朝ドラ「虎に翼」 制作統括「モデルの方の人生に敬意を」覚悟胸に日本初の女性弁護士の生涯描く
NHK連続テレビ小説「虎に翼」放送前記者会見に出席した(左から)石田ゆり子、伊藤沙莉、岡部たかし(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 女優の伊藤沙莉(29)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金前8・00、4月1日スタート)の放送前出演者会見が21日、都内で行われた。
 ドラマは、日本初の女性弁護士となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんがモデル。戦後の東京を舞台に、激動の時代を生きた一人の女性法曹とその仲間たちの人生を描いたリーガルエンターテインメントとなる。

 制作統括を務める同局・尾崎裕和氏は会見後の取材に応じ「法律を題材にしたドラマをというより、どのような題材がいいか作家の吉田さんと一緒に話しながら三淵さんに出会った。三淵さんの人生とかキャラクターがとても魅力的だなと思ったので、このドラマになった」と作家の吉田恵里香氏と相談の元、法律を題材とした朝ドラに決定したと話した。

 「法廷を舞台にしたシーンていうのは結構しっかり描かれるし、ドラマのドラマチックなある種の解決に導かれて語りすがるようなリーガルエンターテインメントもあると思います」と語り、「何か現代の視点から見ても、法律ってどういうモノなんだろうとか、男性女性それぞれの立場ってどうなっているんだろうということを考えられる内容」と見所を明かした。

 ヒロイン・寅子の名前は「三淵嘉子さんが“五黄の寅”年、何十年に1度の寅の強い運気の持ち主。ご家庭で“寅ママ”と呼ばれていたエピソードがあって」と決定の経緯を明かし、「(名前は)キャラクターをそのまま表すためではない。キャラクターとしては多面的なので」と説明した。

 事実とフィクションが入り交じる朝ドラ。ネットの反応は様々あるだろうとしながら、「朝ドラは(モデルの)名前を変えて改めて描く。モデルにさせて頂く方への敬意はないといけない。制作する側としては、三淵嘉子さんという方の人生に敬意を持って描くということだけは外れないように」と意識を高めた。

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