宮藤官九郎 テレビドラマの楽しみに言及「来週またこれの続きがある、っていうことが楽しくて」

2024年03月30日 16:40

芸能

宮藤官九郎 テレビドラマの楽しみに言及「来週またこれの続きがある、っていうことが楽しくて」
宮藤官九郎 Photo By スポニチ
 脚本家で俳優の宮藤官九郎(53)が30日放送のテレビ東京「伊集院光&佐久間宣行の勝手にテレ東批評」(土曜前11・03)にゲスト出演。テレビドラマの魅力について語った。
 テレビ東京の番組について勝手にトークする番組で、4月5日からスタートするドラマ「季節のない街」(金曜深夜0・43)で企画・監督・脚本を手掛ける宮藤がゲストに登場。さまざまな肩書きを持つ宮藤について、MCのテレビプロデューサー・佐久間宣行氏は「僕は宮藤さんを最初に拝見したのは役者さんだったんです、大人計画で」と指摘。そのうえで「一番最初は演出助手なんですか?」と投げかけた。

 「演出助手です」と宮藤。「松尾スズキさんの演出助手募集ってチラシを見て行ったんですけど、そしたら“何か書いたの持ってきてよ!”って言われて、持って行ったやつがたぶん面白いと思ってくれて、そこから採用されてやっているうちに、どうしても役者が足りない時に“宮藤、あそこちょっと出てよ”って言われて、断る理由もないし、周りを見たらみんな新人だし、“はい”ってやるようになって」と俳優をやるようになった経緯を明かした。

 「そのうち、役が大きくなっていった、っていう。演出助手と役者を兼業できなくなってきて、演出助手を辞めたんです」と説明。佐久間氏は「阿部(サダヲ)さんと宮藤さんが主演格みたいな舞台を見てるのよ、学生時代に」と懐かしんだ。

 そんな中、今後やってみたいことについては「やってないジャンルはいっぱいあって、今はそれを潰していっている」と宮藤。「俺がやっていないところをやっているところはありますけど、連続ドラマは改めて『季節のない街』を書いていても思ったんですけど、来週またこれの続きがある、っていうことが楽しくて。ネット配信とかだと一挙配信ってある。あれ、やっぱり一挙にやられちゃうと来週まで待たせたいなと思って、ここで終わったのにみたいな。引っ張っちゃったよ、ダサいな俺、みたいな(ことがでてきちゃう)」と苦笑した。

 「(一挙に見ちゃうのは)もったいないですね。『探偵物語』を見ていたら、松田優作さんが次回の予告のナレーションをしていて、それがどんどん逸脱していくみたいな、ああいうお決まりのことが好きなんですよね」としみじみ。「とすると、テレビのオンエアのスパンが一番いいなっていうことに、いろいろやってみて気がついた」と宮藤。「とはいえ、そっちもくるから、そっちの楽しみ方もまあ~お金がいっぱいありますからね」と笑った。

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