「世界ふしぎ発見!」38年の歴史に幕 170カ国・地域、4万時間の取材から貴重映像公開

2024年03月30日 19:00

芸能

「世界ふしぎ発見!」38年の歴史に幕 170カ国・地域、4万時間の取材から貴重映像公開
最終回の収録を終えた(左から)石井亮次アナウンサー、草野仁、黒柳徹子、野々村真 Photo By 提供写真
 TBS系紀行クイズ番組「世界ふしぎ発見!レギュラー最終回3時間スペシャル!」(後7・00)が30日、最終回を迎えた。
 1986年4月の放送開始から38年、特番を含めて1722回の放送でピリオドとなった。2代目司会のフリーアナウンサー石井亮次をはじめ、初代司会でクイズマスターの草野仁、レギュラー解答者の黒柳徹子、野々村真らが出演。草野が「長い長い航海が終わって、ようやく自分たちの港に今日、帰ってきた。3時間ですから、息切れしないように頑張りましょう」と粋な表現で呼びかけると、黒柳も「港に入りましたから、入った以上は長くそこに留まって、みんなで元気にやりたいと思います。わーっと!」と、ちゃめっけたっぷりに続いた。

 世界の歴史や建造物、文化など、日本人の感覚からは想像も付かない不思議を探して旅をする紀行番組。謎をクイズ形式にし、司会者とのヒントのやりとりを経て、スタジオのレギュラー解答者が回答。回答する際に必要な人形「ヒトシ君」「スーパーヒトシ君」や、不正解だと没収される仕組み「ボッシュート」も番組の大きな特徴だった。

 番組では、これまで170の国・地域を、ミステリーハンターと呼ばれるリポーターが旅してきた。最終回は、番組でこれまで取材した合計4万時間、日数にすると1667時間という映像資料をひもとき、視聴者リクエストや二度と見ることのできない映像など、さまざまなベストワン映像を紹介した。

 最終回を前に、レギュラー出演者たちへの取材も行われた。第1回から解答者のいすに座り続けた黒柳は、「38年間一緒だった草野さんにしても、皆さんにしても、ずっと一緒でしたから、来週からもうお会いできないと思うとすごく寂しいです」と残念がった。

 また草野は、司会時代の黒柳とのやりとりを回想。「黒柳さんと私の間には、司会者と解答者としての、切磋琢磨してやり合うというのが存在していました。ある時から気づきましたのは、そのやりとりの中で、私の表情を細かく観察して、こいつは本当のことを言っているか、ずらしているかということを見破ろうとなさるんで。それに気づきましたので、私の方も全然、違う印象の表情をしたり、お互いにございましたね。そういうやりとりがある時期、続いたというか。とてもおもしろかったなと思います」。時折、黒柳を見やりながら懐かしんだ。

 番組のレギュラー放送は終わるが、今後は不定期で特番が放送される。

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