山崎静代「変な女が楽しそうにしてる。自分も大丈夫と思って」 多様性に関するシンポで登壇
2024年03月30日 18:44
芸能
道を切り開いたのはその大きな体だったという。「大きなことはマイナスでしかないと思っていたら、芸人では先輩にたとえてもらえる。“大家族の炊飯ジャー”とか。それは個性。ダメと思わず、違った出し方を見つけられたら武器になる。これがなければ芸人になれてない」。以来、コンプレックスは解消したという。
多様性を認め合うために自らができることとしては「いろんな山崎静代を見てもらうこと」と応じた。
女子ボクシングでの出場を目指した12年リオ五輪。世界選手権で1勝したが五輪出場はかなわなかった。相方・山里亮太(46)との漫才は、出番を縫うようにして通ったジムでのスパーリングでまぶたを腫らしながら舞台に立った。
「努力する人間として山ちゃんが認めてくれて。仲良くなれるきっかけになった」。20年にはアマチュアを統括する日本ボクシング連盟の女子強化委員と普及委員にも就任した。
そして現在は絵を描く。4月3日からは地元大阪で初の個展「しずちゃんの、創造と破壊展」を阪神梅田本店で開く。その行動の一つ一つが、差別や偏見といった境界線を消し去っていくと信じている。