15歳奨励会員が竜王戦6組ベスト8進出 山下数毅三段が長沼洋八段に勝利 四段昇段まであと3勝

2024年04月04日 20:46

芸能

15歳奨励会員が竜王戦6組ベスト8進出 山下数毅三段が長沼洋八段に勝利 四段昇段まであと3勝
山下数毅三段 Photo By スポニチ
 将棋の第37期竜王戦6組ランキング戦は4日、大阪・関西将棋会館で指され、プロ未満の奨励会員・山下数毅三段(15)が長沼洋八段(59)に162手で勝利した。山下三段は次戦、準々決勝で瀬川晶司六段(54)と対戦する。
 山下三段は3月までの半年間、総勢45人で2枠を争った第74回三段リーグで11勝7敗。前回第73回で13勝5敗の3位で次点となり、第74回は順位1位で臨んだが、共に14勝4敗だった14位・山川泰熙三段(25)、23位・高橋佑二郎三段(24)に及ばず、四段昇段を果たせなかった。

 3月で中学卒業になったため16年10月に四段になった藤井聡太王将(21)=8冠=に次ぐ中学生棋士こそ逃したが、四段昇段への道はまだあった。すでに次点1回があるため、竜王戦のランキング戦最下位となる6組で優勝すれば、2回目の次点となりフリークラスでの四段昇段の権利を得られる。

 トーナメント1回戦から出場した山下三段は3連勝し、勝てば準々決勝進出となる長沼戦へ臨んだ。振り駒の結果、先手は長沼になり長沼は矢倉、山下三段は雁木(がんぎ)に組んだ。飛車金交換から先に攻め込んだ長沼だが、間隙を縫うようにして山下三段が王を中段へ進出。さらに反撃に出て、即詰みに討ち取った。終局は午後8時11分。持ち時間5時間から山下三段は3時間42分、長沼は5時間消費した。

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