安住紳一郎アナ 「最後の職人アナ」鈴木健二さん追悼「鈴木さんの言葉を胸にこれからも活動していきたい」

2024年04月04日 08:37

芸能

安住紳一郎アナ 「最後の職人アナ」鈴木健二さん追悼「鈴木さんの言葉を胸にこれからも活動していきたい」
TBSの安住紳一郎アナウンサー Photo By スポニチ
 TBSの安住紳一郎アナウンサー(50)が4日、メインキャスターを務める朝の情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20)に出演。3月29日に老衰のため95歳で亡くなった元NHKアナウンサーの鈴木健二さんを追悼した。
 鈴木さんは、紅白歌合戦や人気クイズ番組「クイズ面白ゼミナール」の司会として活躍。「“知るは楽しみなり”と申しまして…」の名調子で始まる「クイズ面白ゼミナール」は、メモに頼らず進行。全ての数字などを覚えていると視聴者を驚かせた。放送前には買い物袋いっぱいの資料をスタッフに渡され、それと同じ分量の資料も自分で集めて頭に叩き込んだ。そんな姿勢が「最後の職人アナ」とも評された。

 83~85年には紅白歌合戦の白組司会を担当。82年の視聴率が60%台に落ち、鈴木さんに白羽の矢が立った。中でも84年は今も語り草。引退表明していた都はるみさん(76)が大トリで「夫婦坂」を歌い切るも、会場は異例のアンコールが鳴り響き、鈴木さんが「私に1分間時間をください!」とアドリブで進行。紅白史上初のアンコールを演出した。この名文句は、当時の流行語にもなった。

 安住アナは、鈴木さんが番組を進行する際に台本や資料、メモを手にしたことは1度もなく、すべて自分の頭に叩き込んでいたということに触れ、「私を含めて今のアナウンサーは本当に鈴木さんに現場を見せられないなという感じですよね。本当に現職のアナウンサーたちはぜひ奮起して、私を含めてですけれども、鈴木さんの言葉を胸にこれからも活動していきたいと考えています」と追悼した。

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