NHK会長 ネット配信「必須業務」の改正放送法成立は「歴史的な転換点」 25年度後半からの開始目指す
2024年05月22日 14:02
芸能
必須業務となることで、テレビを持たず受信料を現在支払っていない人でもスマホなどからNHKの配信を視聴した場合は受信料を求める。
ネット視聴は、受信料を支払っている世帯に新たな負担は生じない。一方で、受信料を払っていない場合、ネット配信を利用するには新たな受信契約が必要となる。スマホやパソコンなどを持つだけで契約を求めることはない。施行は公布から1年半以内。
今月17日、同法は参院本会議で賛成多数で可決、成立した。
稲葉会長は今回の決定に「これまで任意業務だったインターネットサービスが放送と全く同じ扱いとなり、放送と同じ内容、同じ価値を提供しなければならないと理解している。ネットサービスがこれまでよりも高い位置づけとなり、放送を主な業務としてきたNHKにとってはまさに歴史的な転換点を迎えると受け止めている」とコメントした。
必須業務化のスケジュールは「2025年度の後半からのスタートを目指して準備を進めたい」とし、今後のサービスなど「具体的な内容が固まりましたら改めてご説明の機会をもうけさせていただく」とした。