佐藤弘道 脊髄梗塞で活動休止 脳神経外科医「血管の内側にコレステロールがつくなどして…」

2024年06月14日 05:07

芸能

佐藤弘道 脊髄梗塞で活動休止 脳神経外科医「血管の内側にコレステロールがつくなどして…」
10代目「たいそうのおにいさん」を務めた佐藤弘道 Photo By スポニチ
 NHKの「おかあさんといっしょ」で「10代目体操のお兄さん」として活躍したタレントの佐藤弘道(55)が13日、脊髄梗塞を発症し、活動を休止して療養に専念すると所属事務所を通じて発表した。
 直筆文書で経緯や病状を報告。今月2日、研修会の指導に向かう飛行機内で体調を崩し、下半身まひで歩けなくなったという。「緊急入院し、投薬とリハビリの日々を過ごしています」「今は全く歩けません」と現在の状態を明かした。「脊髄梗塞は残念ながら有効的な治療法がないことは知っています」とも記した。

 脊髄梗塞は、何らかの原因によって脊髄に血液と酸素が届かなくなって起きる病気。脳梗塞と同じように神経に障害が生じる。脳神経外科医の工藤千秋氏(くどうちあき脳神経外科クリニック院長)によると「血管の内側にコレステロールがつくなどして、血管が細くなることで起こる。脳梗塞のように血栓が詰まることはまれにある」と説明。高血圧や糖尿病の場合はリスクが上がる。年齢が若くても発症の場合はある。男女差はなく、脳梗塞に比べて発生は珍しい病気という。

 今回、佐藤は飛行機の機内で発症したとみられ、工藤氏は「エコノミー症候群のように小さな血の塊ができて詰まった可能性も否定はできない」とした。

 症状は、血流が悪くなった位置により、運動まひや感覚まひが発生し急に足が動かなくなったりする。発生から時間を置かず、血栓を溶かす治療をすることが効果的で「ゴールデンタイムと言われる3~4時間以内に治療ができると完治の確率は高い」という。その後は「1週間以内の超早期リハビリ、3~4週間以内のリハビリが重要」と指摘。「普段から運動をされている方なので、リハビリで快方に向かうことも十分にあるでしょう」とした。

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