久我美子さん 誤嚥性肺炎のため死去 93歳 第1期東宝ニューフェイス 黒澤明監督「酔いどれ天使」脚光

2024年06月14日 13:46

芸能

久我美子さん 誤嚥性肺炎のため死去 93歳 第1期東宝ニューフェイス 黒澤明監督「酔いどれ天使」脚光
久我美子さん Photo By 提供写真
 女優の久我美子(くが・よしこ、本名・小野田美子=おのだ・はるこ)さんが9日、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した。93歳。東京都出身。所属事務所が発表した。
 所属するワタナベエンターテインメントが久我さんの訃報を伝えた。これまでの感謝を伝え、「通夜及び告別式はすでに執り行いましたことを併せましてご報告申し上げます」とした。

 久我さんは1931年1月21日生まれ、東京都出身。1946年、女子学習院(女学校課程)在学中、第一期東宝ニューフェイスに合格。翌年には女子学習院を中退し、「四つの恋の物語」で映画デビューを果たす。48年、黒澤明監督「酔いどれ天使」では結核を患うセーラー服の少女を熱演し、話題を集めた。

 1954年、木下惠介の「女の園」の撮影中、久我と岸惠子は「女だけのプロダクションをつくろう」と意気投合。同年4月16日、有馬稲子を加え「文芸プロダクションにんじんくらぶ」を設立。1961年、平田昭彦さんと結婚。1969年より約1年間、「3時のあなた」の司会を務めるなど、1970年代以降はテレビ・ドラマ・舞台を中心に活躍。1989年、映画「ゴジラvsビオランテ」では亡き夫・平田さんの遺志を受け継いで女性官房長官役で出演した。

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