阪急阪神HD株主総会 角会長「来年まではこの体制でやる」宝塚歌劇団巡り株主から罵声も

2024年06月14日 11:24

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阪急阪神HD株主総会 角会長「来年まではこの体制でやる」宝塚歌劇団巡り株主から罵声も
阪急阪神HDの株主総会に向かう出席者(撮影・長嶋 久樹) Photo By スポニチ
 宙組所属の娘役が急死した宝塚歌劇団の親会社、阪急阪神ホールディングスの株主総会が14日、大阪市内で始まった。
 株主からの質問では毎年、同じく傘下の阪神タイガースに関連するユニークな質問が多数投げかけられるが、この日は当初から不穏な空気が漂った。昨年も週刊誌で当該タカラジェンヌへのいじめが報じられたことを受け、質問した女性が「(当該)宙組プロデューサーや宙組当事者が出てこないのは不自然」などと指摘。宝塚市からやってきたという男性は、亡くなった女性や加害者とされるタカラジェンヌの実名を挙げ「この場に立つべき」などと指摘。

 会場からも罵声が飛び、角和夫代表取締役会長については「すぐに退任しろ」などと声も上がった。

 これに対し、角会長は「私の去就につきましては、私も75歳ですし、近々ですね…」と言いながら「来年まではこのままの体制でいかして頂きます」などと答えた。

 この日は朝から大勢の株主が来場。スタートした午前10時時点で1731人の株主が出席した。

 宙組については昨年9月30日、劇団員の娘役が急死。遺族がその原因を「パワハラ」「いじめ」と訴えたが、当初劇団側はいじめ等を認めず「長時間労働が負荷となった可能性」などとしていた。しかし今年3月28日、遺族側の訴えをほぼ認める形で合意書を締結。 死去した翌日から公演中止を続けていた宙組は体制を変えず6月20日、兵庫・宝塚大劇場で開幕するレビューで約9カ月ぶりに公演を再開させることになっている。

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