桂ざこばさん 葬儀・告別式は師匠の米朝と同じ斎場で、しめやかに営まれる
2024年06月14日 20:22
芸能
遺影は、実家に隣接する場所に2008年オープンさせた定席・動楽亭のチラシに使われている笑顔のもの。棺の中でざこばさんは、愛用していた黒と茶色のタテジマの着物に茶色の羽織をまとい、愛用の扇子と手ぬぐいも一緒に収められた。出棺前、ざこばさんのそばに参列者が花を敷き詰める際には、高座に上がる際に使っていた出囃子「御船(ぎょせん)」が流された。最後のさいさつに立ったのは筆頭弟子の桂塩鯛(69)。「(弟子入りしてから)50年近く、いろんなことがありましたなあ」と懐かしい出来事を振り返りながら師匠に別れを告げた。
戒名は清導院楽心弘徳居士(せいどういんぎょうしんこうとくこじ)。米朝事務所の滝川裕久社長によると、「清」は桂米朝さんの本名・中川清から、「楽」は動楽亭から、「弘」は自分の本名からそれぞれ一字をとって付けたという。遺骨を納めるお墓については「本人も家族も予期していなかったことだったので、まったく決まっていない」(滝川氏)とした。
後日、お別れ会が開かれる予定(日程など詳細は未定)。